パレスチナ自治政府議長が次期選挙不出馬を表明、和平交渉に失望

2009年 11月 6日 10:39 JST
 

 [ラマラ(ヨルダン川西岸) 5日 ロイター] アッバス・パレスチナ自治政府議長は5日、米国が中東和平交渉再開についてイスラエルの立場を「擁護している」ことに失望したとして、来年1月24日に行われる議長選に立候補しない意向を明らかにした。

 議長はテレビ放映された演説で、この意向表明は一部が期待しているような交渉戦略ではないとしている。ただ方針転換に一定の含みを残しているとも受け取れる発言で、これに先立って不出馬の意向を伝えられた際、側近はほかに適任がいないとして出馬を強く要請したという。

 議長は、ラマラで記者会見し「私はパレスチナ解放機構(PLO)のメンバーに対し、議長選に出馬する意思はないと伝えた」と述べた。

 議長は5年前に故アラファト議長の後を引き継いで就任。2006年に自身が率いるファタハが選挙で破れ、政敵であるイスラム原理主義組織ハマスが勝利して翌年ガザ地区を制圧。アッバス議長はハマスに対し依然強い批判を崩していない。

 一方議長は、和平交渉再開前に入植地におけるすべての建設を中止するよう求めた要請を冷淡に拒否したイスラエルのネタニヤフ首相も批判している。

 
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