メキシコ湾原油流出、封じ込め失敗で早期解決は困難に

2010年 05月 30日 12:03 JST
 
check

 [ベニス(米ルイジアナ州) 29日 ロイター] メキシコ湾の原油流出事故で英石油大手BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は29日、流出を阻止する新たな作業「トップキル作戦」が失敗したと発表した。

 BPのヘイワード最高経営責任者(CEO)は、油井に泥状の物質を流し込み、セメントで原油流出を封じ込める今回の作業について、深海での試みは初めてであり、成功率は60─70%としていた。

 「トップキル作戦」が不成功に終わったことで、既に40日目を迎え米国史上最悪となった今回の原油流出事故の早期解決は望みが薄くなった。2005年のハリケーン「カトリーナ」で受けた痛手からの回復途上であるメキシコ湾岸地域社会にとっては大きな打撃であり、野生生物や漁業への影響も懸念されている。

 オバマ米大統領は28日に事故発生後2回目の現地視察を行ったが、政権の事故対応への批判も国民の間で強まりつつある。

写真

欧州9カ国を「ネガティブ」に

ムーディーズは、「ユーロ圏危機に伴うリスク」を理由に、フランスや英国などの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げると発表。
  記事の全文 | 特集ページ 

 5月29日、メキシコ湾の原油流出事故で英石油大手BPは、流出を阻止するための「トップキル作戦」が失敗したと発表。写真は23日、原油で光って見える現場の海面。米海洋大気局提供(2010年 ロイター)