エネルギー効率改善にさらなる資金が必要=IEA
[ロンドン 9日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は9日、エネルギー効率改善やクリーンエネルギー対策に必要な資金は、すでに確定した金額の5倍との試算を示した。
IEAによると、これまでに発表された短期的な景気対策は総額2兆6000億ドル。うちエネルギー効率改善・クリーンエネルギー対策に配分されたのは1000億ドル。
田中伸男事務局長は声明で「これは正しい方向への一歩だ。しかし、さらなる努力が必要」としたうえで「世界の気温上昇幅を摂氏2度(華氏3.6度)以内に抑えたいなら、エネルギー効率改善やクリーンエネルギー技術への投資として4倍の金額を上積みする必要がある。それは、向こう20年間、年4000億ドル上積みするということだ」と表明した。
主要8カ国(G8)は8日、世界の気温上昇幅を摂氏2度(華氏3.6度)以内に抑えるとともに、地球温暖化ガスの排出量を80%削減することで合意した。
ただ、世界で2050年までに排出量を半減するという目標設定に関しては、中国・インドの合意を得られなかった。
G8は、エネルギー供給、エネルギー効率、低炭素技術への投資を「タイムリーに緊急」に拡大するよう求めた。
田中事務局長は声明で「不確実性が広がっている時期に、政府はエネルギーの多様化、エネルギー効率の向上を率先して進めることが可能であり、そうしなければならない」と表明した。
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