OPEC首脳会議、市場に適時・十分な供給を確約
[リヤド 18日 ロイター] サウジアラビアのリヤドで開催されていた石油輸出国機構(OPEC)首脳会議は18日、市場に「適時に、十分な」石油を供給することを確約する「リヤド宣言」を採択して閉幕した。
ただ、ドル安をめぐる問題では、加盟国の間で見解の相違が際立った。
原油価格が1バレル=100ドル近くで推移している中で発表された宣言は「われわれは、世界の市場に適時、十分な原油を供給し続けるというコミットメントを確認する」と表明した。
原油価格の高騰を受けて、消費国からは産油国に増産を求める声が高まったが、OPEC加盟国の石油担当相は先週、増産するかどうかの決定は12月5日にアブダビで開催される総会に持ち越されるとの見通しを示した。
ドル安は、原油価格の上昇に拍車をかけているだけでなく、OPEC加盟国の購買力も弱めている。
宣言は、ドル安に言及しておらず、サウジを筆頭とする米国寄りの穏健派の意向が通ったことを示している。
しかし、イランとベネズエラは会議の前後に、原油価格を通貨バスケットで換算するなどの対応を引き続き求めていく姿勢を明確にしている。
イラクのバヤン・ジャブル財務相は首脳会議閉幕後、ロイターに対し、反米派がエクアドルの支持も得てOPECの財務相が総会前にこの問題を協議するとの合意を勝ち取ったと述べた。
ジャブル財務相は「OPEC産の原油を通貨バスケット建てにするという提案がイランとベネズエラから出された。しかし(首脳会議)ではコンセンサスができなかった」としたうえで「最終的な声明草案がすでにできていたため、OPEC財務相が12月の総会前にドル相場の問題を含む経済的問題を協議する会議を開催することで合意した」としている。
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