金利は適切な水準、不測の事態に対応する用意=スイス中銀理事
[チューリヒ 31日 ロイター] スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン理事は31日、金利は依然として適切な水準だが、不測の事態となればスイス中銀は迅速かつ柔軟に対応する用意があると述べた。
ジョルダン理事は講演原稿で「中銀は経済動向を注視しており、深刻な影響を及ぼす予想外の問題が発生した場合は、迅速かつ柔軟な対応が可能だ」と語った。
そのうえで「株式市場のボラティリティが高まっているが、中銀は現段階で新たな措置が必要だとは判断していない」と述べた。
ただ、世界経済の見通しは悪化し、一段と不透明性が高まったとの認識を示した。「12月時点では2008年の国内成長率を2%程度と予想していたが、世界経済が大きく減速すれば、これが楽観的過ぎる予想となる可能性がある」としたうえで「現在の見解では、国内経済は引き続き強いが、成長ペースはやや低下するとみている」と語った。
インフレについては、原油価格高により08年上半期に、中銀の物価安定目標の2%を上回る可能性が高いものの、その後鈍化するとの見通しを改めて示した。
また「マクロ経済の不透明性が高いことから、08年の為替相場のボラティリティは高い状態が続く可能性が大きく、キャリー取引には好ましくない環境となる」との見方を示した。
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