北朝鮮の金正日総書記が66歳に、後継者は依然不透明
[金剛山(北朝鮮) 16日 ロイター] 北朝鮮の金正日総書記の66歳の誕生日にあたる16日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)は総書記を称えてシンクロナイズドスイミング選手が演技をしたり兵士が歌唱したりしたと伝えた。金総書記の後継者問題については依然不透明となっている。
貧困に苦しむ同国では、現政権のもと飢餓問題が一段と深刻化する一方、金総書記は神格化されている。
KCNAは「金正日総書記がいる限り、北朝鮮の兵士と国民には勝利と栄光がもたらされる」と論評解説で総書記を賞賛した。
同総書記は例年「北朝鮮で最大の慶事日」とされる祝典には姿を現さないが、平壌の街頭では多くの人々がダンスをしたり「われわれの将軍は偉大なり」とのテーマに沿って演出されたシンクロナイズドスイミングなどのパフォーマンスが止まることはなかった。
一方、同総書記自身は健康であると豪語しているが、実際には慢性疾患を患っているとされ、後継者となる可能性がある3人の息子に注目が集まっている。
北朝鮮の政治イデオロギーに詳しいの韓国Dongseo大学のブライアン・マイヤーズ教授は、後継者に対する個人崇拝を築き上げ、国のリーダーとして適応させるのに数年を要することを考えると、後継者選びに残された時間は無くなりつつあると言う。その上で、同教授は「私は金正日は自身の死後、何が起ころうとまったく懸念していないのではないかと考えるようになっている」と語った。
そして「(金総書記は)子どもたちにとって、政権を引き継ぎそれを守り抜くために争うよりも、多くの財産があり、政治的負担など無いでいた方が良い生活ができると信じているかもしれない」と指摘した。
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