チベット暴動が四川省に拡大、ダライ・ラマは「文化的虐殺」と非難

2008年 03月 17日 07:47 JST
 

 [北京 16日 ロイター] 中国チベット自治区ラサで14日に発生し死者80人を出したとされる暴動は16日、同自治区に隣接する四川省にも広がりをみせている。

 インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は16日、亡命政府のあるインド北部ダラムサラで記者会見し、チベットは深刻な危機にあると指摘。チベット自治区で発生した暴動を「文化的虐殺」と非難した上で、事態解明に向けた国際社会の調査を要請した。

 暴動はチベット自治区以外にも拡大し、四川省アバ県では16日、チベット族住民が警察署などに火炎瓶を投げつけ放火。治安当局は催涙弾で応酬し、5人を逮捕したという。支援団体「チベット人権民主化センター」は少なくとも7人が射殺されたと発表したが、警察当局者はこれを否定した。

 ライ・ラマ14世は「文化的な虐殺が起きている」とする一方、チベット側にも自制を求めた。また、北京五輪については、中国は五輪を開催する資格があると述べた。

 
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