バイオ燃料生産による食糧価格上昇は米国のみの問題=ブラジル財務相

2008年 04月 15日 12:58 JST
 

 [ニューヨーク 14日 ロイター] ブラジルのマンテガ財務相は14日、バイオ燃料生産が世界的な食糧価格の高騰を招いているとの見方を否定し、この問題は米国内に限られたものだとの見方を示した。

 同相は、当地で会合に出席した際、報道陣に対し「(バイオ燃料生産が)米国の食糧価格を脅かすことは考えられるが、ブラジルやアフリカ諸国、中南米諸国には(燃料と食糧の)両方を栽培するのに充分な土地があり、この問題は生じていない」と述べた。

 先進国の環境専門家や一部政府当局者は、最近の食糧価格上昇の原因の一部が、米国のトウモロコシやブラジルのサトウキビで行われているバイオ燃料生産の増加にあると指摘している。

 財務相は、トウモロコシ由来のバイオ燃料生産に対する米政府の補助金支給を批判し、むしろブラジルからより多くのエタノールを輸入すべきだと述べた。

 そのうえで、ブラジルなど、食糧とバイオ燃料双方の生産を奨励する新興国の政策を擁護し「食糧危機は燃料危機と同様、深刻な問題となり得ることを忘れないようにしよう」と述べた。

 
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