食糧価格高騰、世界の経済成長を脅かす可能性=国連事務総長

2008年 04月 21日 12:40 JST
 

 [アクラ(ガーナ) 20日 ロイター] 国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は20日、食糧価格の高騰が貧困層の削減に向けた取り組みの妨げになる恐れがあり、問題が悪化すれば、世界の経済成長や安全保障を脅かす可能性があるとの見方を示した。

 事務総長は当地で行われた国連貿易開発会議(UNCTAD)総会の開会にあたり、国連が持つあらゆる手段を講じて食糧価格の問題に対処すると発言。「この問題に対応するため、著名な専門家や指導的立場にある関係当局で構成される強力なタスクフォースを直ちに立ち上げる」と述べた。

 また、昨年から穀物などの食糧価格が大幅に上昇しており、2015年までに世界の貧困層を半減させるという目標に向けた取り組みの成果が失われる可能性があると警告。

 複数の国がコメや小麦などの輸出禁止、あるいは輸入に対するインセンティブ導入といった措置を取っていることも国際貿易に歪みを生み、食糧不足を悪化させていると指摘し、「適切に対応しなければ、世界の経済成長、社会的発展、さらには政治的安定といった問題に発展する可能性がある」との見方を示した。

 
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