フィリピンの輸入コメ入札、価格下落期待で不調に終わる
[マニラ 9日 ロイター] フィリピン政府は9日、民間向けに輸入コメ売却の入札を実施した。しかし、トレーダーの間では、国際コメ市場で需給が緩和し、価格が下落するとの期待があり、応札規模は政府の予定売却量(16万3000トン)を大きく下回る2万1560トンにとどまった。
フィリピンは世界最大のコメ輸入国。フィリピン食料関係当局NFAの幹部は「タイとベトナムがすでに示唆している通り、両国の収穫が早まれば、国際市場への供給増加につながる。したがって、コメ価格は下落する可能性がある」と述べた。
応札の上限は、タイ産コメが9万8000トン、インド産、中国産がそれぞれ2万5000トン、オーストラリア産が1万5000トンに設定されていたが、NFA関係者によると、応札はタイ産が2万1060トン、中国産500トンにとどまった。
主要なコメ輸出国が国内供給を確保するため輸出規制に動いていることを背景に、アジアのコメ価格は今年、ほぼ3倍に跳ね上がり、シカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)でコメ先物も80%以上上昇し、最高値を更新を続けている。
フィリピンのアロヨ大統領は、ベトナムのグエン・タン・ズン首相に対し、今年120万トンのコメをフィリピンに供給するよう要請している。
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