第1四半期の豪GDPは予想上回る伸び、追加利上げ観測高まる

2008年 06月 4日 14:54 JST
 

 [シドニー 4日 ロイター] オーストラリア統計局が4日発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率は、季節調整済みで前期比0.6%、前年比3.6%となり、市場予想を上回った。

 ロイターがまとめた市場予想中央値は前期比0.3%、前年比は2.8%。

 これを受けて、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が、需要の抑制に向け追加利上げを余儀なくされる可能性があるとの見方が高まった。

 GDPの前期比伸び率は市場予想の倍となり、月次データでかなり弱い内容が示されていたことから大方にとってサプライズとなった。

 RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、スーリン・オング氏は「民間需要は減速したものの、全般的な経済は予想以上に底堅いことが示された」と指摘。「豪中銀の引き締めバイアスを支持することになるだろう。金利が動くとしたら上向きだ」との見方を示した。

 豪中銀は強い内需とインフレを抑制するため、8月以降4回利上げを実施している。今月3日の理事会では政策金利の据え置きを決定したが、経済が望み通りに減速しなければ再び行動する用意があると警告した。

 UBSのチーフエコノミスト、スコット・ハスレム氏は「きょうのGDP統計では、インフレや金利の見通しについてまだリラックスできる状況ではないことが示された」と指摘した。ただ「いずれ需要は一段と減速する見通しでインフレ圧力は緩和し、RBAは年内、政策金利を据え置くだろう」と語った。

 金利先物市場では、GDP統計の発表を受け、今後12カ月間について0.25%ポイントの利上げが織り込まれた。3日時点ではわずか0.12%ポイントだった。

 
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