記録的な原油高、不十分な在庫が要因=IEA

2008年 06月 9日 19:48 JST
 

 [パリ 9日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は9日、米国の夏季ドライブシーズンを前に在庫積み増しが不十分であることが、6日にみられた記録的な原油急騰の主な要因との認識を示した。

 米原油先物は6日、ドル安やイラン攻撃の可能性を示唆するイスラエル副首相の発言などを背景に一時、前日比10.75ドル高の1バレル=139.12ドルまで上昇した。

 ただ、IEAは、原油高騰の根本的な理由は需給ひっ迫だと指摘。IEA石油産業・市場部門責任者のローレンス・イーグルズ氏はロイターに対し「第2・四半期最後の月に入っているにもかかわらず、在庫積み増しの兆しがみられない。通常はこの時期、夏季に向けて在庫が増えるものだ」と語った。

 同氏は、イラン攻撃の可能性を示唆するイスラエル副首相の発言も主要因となったとし、「その結果、リスク管理のための買いが膨らんだうえに、売りに対する消極的な姿勢が広がった」と述べた。

 投機筋が記録的な原油高の要因とする見方は否定し、「在庫増がみられないという事実から、投機筋を要因とする問題ではないことがわかる」と述べた。

 
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