オバマ氏がイラク訪問、米軍撤退時期には言及せず
[バグダッド 21日 ロイター] 米大統領選挙で民主党の候補指名が確定しているオバマ上院議員は21日、訪問先のイラクの首都バグダッドで同国政府高官と会談した。米国のイラク戦略や駐留米軍の問題は、11月の大統領選挙本選で中心的な争点となる見通し。
イラク政府のダバハ報道官によると、オバマ氏はマリキ首相との会談で、自らが掲げる大統領就任後16カ月以内のイラク駐留米軍撤退については言及しなかった。
ただ、同報道官は記者団に対し「具体的な日程を示すことはできないが、イラク政府は2010年末が撤退に適した時期だと考える」と述べ、オバマ氏と認識がかけ離れていないことを示唆した。
イラク首相府が発表した声明によると、マリキ首相は会談でオバマ氏に対し、外国部隊の無制限の駐留は望まないが、撤退時期は現場の状況によって決まるとの見方を伝えた。
一方、ハシミ副大統領はオバマ氏に対し、同氏の掲げる撤退時期を原則として支持するとした上で、イラク治安部隊の能力向上といったあらゆる問題を検討する必要があるとの認識を伝えたと語った。
オバマ氏はイラク訪問に先立ち、20日にはアフガニスタンを訪れ、同国の情勢について「不安定で緊急な対応を要する」と分析。米政府はイラクからアフガニスタンへの部隊の移動について検討を始める必要があるとの見方を示した。
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