第2四半期の豪コアインフレ率、前年比で17年ぶりの高水準

2008年 07月 23日 13:36 JST
 

 [シドニー 23日 ロイター] オーストラリア連邦統計局が23日に発表した第2・四半期のコアインフレ率は前年同期比で17年ぶりの水準に上昇した。燃料や金融サービス、家賃などが軒並み上昇しており、政策金利が当面は高水準で推移する、とみられている。

 ただ、市場関係者の間からは、コアインフレ率の加速は豪準備銀行(RBA)の予想通りで、景気減速により向こう1、2年でインフレ圧力が後退するとの中銀の見方は揺らがない、との指摘も出ている。

 マッコーリーのシニアエコノミスト ブライアン・レディカン氏は「インフレ率は依然高すぎるが、豪中銀は需要が鈍化傾向にあり、インフレもやがて鈍化すると考えている。豪中銀の次の政策変更が利下げの可能性はあるが、まだその当面その時期は来ないだろう」と述べた。

 投資家は、今回のインフレ統計について、政策の現状維持見通しをあらためて確認するものととらえている。市場では政策金利の年内据え置きが織り込まれており、統計を受けて豪ドルは弱含みで推移している。

 RBAは金融政策決定の際に、トリム平均値CPIと加重中央値CPIの平均であるコアインフレ率を参考にしている、とされている。

 第2・四半期のコアインフレ率は前期比で1.1%上昇した。第1・四半期は同1.2%上昇した。また前年同期比では4.4%上昇で、第1・四半期の同4.2%から加速、1991年以来の高水準となった。これはRBAが目標とする2─3%を大幅に上回る水準。

 また第2・四半期の消費者物価指数(CPI)は、最も範囲の広いオールグループで前期比1.5%上昇した。前年同期比では4.5%上昇し、売り上げ税が導入された2001年以来の高水準となった。

 
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