パキスタン大統領、弾劾の可能性でも退陣せず=スポークスマン

2008年 08月 12日 12:08 JST
 

 [イスラマバード 11日 ロイター] パキスタンのムシャラフ大統領のスポークスマンは11日、大統領は弾劾の可能性に直面しているが、退陣はしないと述べた。弾劾は、連立与党が準備を進めている。

 同国では昨年初めから大統領への批判が強まっており、政局への懸念が増している。

 連立与党は7日、ムシャラフ大統領が約9年間の在任中、国家を政情不安と経済混乱に陥れたとして、弾劾手続きを進める方針を発表。11日には、同国最大のパンジャブ州で、大統領は人民の信頼を失っており、退陣するか弾劾されるべきとの決議案が可決された。 

 残りの3州でも今週、同様の決議案が可決される見通しで、国会には月内に弾劾案が提出される予定。

 アナリストは、上下院の合同集会で弾劾案の採決を行うまでに、数週間かかる可能性があるとみている。

 メディアでは、大統領が弾劾を回避するため辞任するのではないかとの観測が報じられていたが、大統領スポークスマンはこれを強く否定し「そんなことはない。大統領が辞任すると言っている人に質問したほうがよい」と述べた。

 パキスタンで大統領が弾劾された例はこれまでないが、政治アナリストは、ムシャラフ大統領が辞任しなければ弾劾は避けられないとみている。

 
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