焦点:アジア中銀、今後も自国通貨買い介入を継続か

2008年 08月 20日 20:24 JST
 

 [シンガポール 20日 ロイター] ドル売り介入を続けるアジア諸国が、国内経済の低迷に対応するため、今後為替介入の手を緩めるとの指摘が一部で出ているが、市場では否定的な見方も多い。

 主要国ではインフレよりも景気の低迷が深刻な問題との声が多く、韓国やマレーシアなどのアジア諸国も、輸出低迷に対応するため、自国通貨安を容認するのではないかとの見方が一部に出ている。

 ただ、こうした見方には多くの前提条件が必要で、必ずしも市場参加者の支持を得ているとは言えない。

 まず、原油は過去最高値から23%下落したが、原油高局面が終了したとは断言できない。インド、マレーシアなどではインフレ率が記録的な高水準にある。

 米国の金融不安も再燃しており、今後もドル高が続くかどうかは不透明だ。

 リーマン・ブラザーズのストラテジスト、サイモン・フリント氏は「インフレ抑制を重視する国は当面、比較的積極的に自国通貨安を阻止するだろう」と述べた。

 これまでのところ、アジアの多くの中銀は、自国通貨安の阻止もしくは下落ペースの抑制に傾いている。

 アジア諸国のなかで、自国通貨買い介入にもっとも積極的なのが韓国中銀。1ドル=1050ウォンの水準を防衛するため、7月は約150億ドルのドル売り介入を実施した。  続く...

 
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