世界最大の加速装置が稼動、ビッグバン直後の状態再現へ

2008年 09月 11日 10:17 JST
 
check

 [ジュネーブ 10日 ロイター] 世界最大の素粒子加速実験装置「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」が10日、運転を開始した。地下に設置された円周27キロのトンネル内で光速に加速した陽子同士を衝突させ、宇宙が誕生した「ビッグバン」直後の状態を再現することが期待されている。

 スイス・フランスの国境に設置された管制室では、スタッフらが拍手で運転開始を祝福。プロジェクトリーダーのリン・エバンス氏は「うまくいかなくなる可能性は常にある。ただ、今朝は素晴らしいスタートが切れた」と述べた。

 欧州原子核共同研究所(CERN)のヨス・エンゲレン氏によると、実際に陽子同士がトンネル内で衝突するには、今後数カ月かかる可能性もあるという。

 この装置については、実験の過程で小さなブラックホールが作り出され、地球を飲み込んでしまうとの懸念も一部で出ていた。

写真

日経平均、今年最大の上げ幅

市場には強気ムードが戻り、下振れ懸念は大きく後退。ドル/円が80円を超えれば日経平均1万円も視野に入るとの見方も。
  記事の全文 | 特集ページ 

 9月10日、世界最大の加速装置が稼動、ビッグバン直後の状態再現へ。写真は2月29日、設置される実験装置の一部(2008年 ロイター/Denis Balibouse)