米大統領選は初回討論会が終了、批判合戦が本格化
[オックスフォード(米ミシシッピ州) 27日 ロイター] 米大統領選で初回のテレビ討論会を終えた両大統領候補は27日、それぞれの目的地へと向かった。民主党のバラク・オバマ上院議員(47)は遊説に、共和党のジョン・マケイン上院議員は金融安定化策の法案取りまとめ議論が続くワシントンに戻った。
26日の初回討論会は、態度を決めていない多くの有権者にとって両候補を直接比較する最初の機会。財政支出や外交政策などをめぐり激しい応酬があり、両候補とも相手のイラク戦争や経済政策に関する判断に繰り返し疑問を投げ掛け、双方が勝利を主張した。
アリゾナ州選出で上院議員4期目のマケイン候補は「(私のほうが)経験や知識、判断力で上回っている。オバマ議員が知識や経験で十分だといえるのか、正直分からない」と発言。オバマ氏が大統領になる準備ができているかどうか疑問を投げ掛けた。
一方、イリノイ州選出の1期目上院議員であるオバマ候補は、マケイン氏がほかの問題を無視してイラクに集中していたとし、人気の低いブッシュ大統領の政策と結びつける議論を展開。オバマ氏は「次期大統領はわれわれが直面するすべての問題に対する広いビジョンを持っていなければならない」と主張した。
初回討論会は、両候補とも決定打には欠け、目立った失言もなかった。マケイン候補がオバマ候補を守勢に立たせる場面がしばしば見られたが、オバマ候補は力強く応戦した。
討論会を終え、両候補の相手陣営批判は一段と強まっている。
オバマ陣営は新たに「ゼロ」と名づけたキャンペーン広告を開始。マケイン候補が討論会を通じて一度も中流層に言及しなかったとする同広告では、ナレーターが「マケインは分かっていない。オバマは分かっている」と語る。
これに対し、マケイン陣営はオバマ候補が2007年、イラクとアフガニスタンの軍事作戦への予算に反対票を投じたと主張するキャンペーン広告を発表。ナレーションでオバマ候補が「策をろうして国民の命を危険にさらしている。国を率いる準備ができていない」と語りかける。
討論会を終えたオバマ候補は接戦が伝えられているバージニア州やノースカロライナ州での遊説に向かい、マケイン候補は最大7000億ドルを投入する金融安定化策の議論のためワシントンに戻った。
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