シンガポールが5年ぶりに金融緩和、Sドル政策スタンスを変更

2008年 10月 10日 11:25 JST
 

 [シンガポール 10日 ロイター] シンガポール金融管理局(MAS)は10日、シンガポールドルの政策スタンスを「上昇ゼロ%」に変更し、実質的に金融政策を緩和した。エコノミストも緩和を予想していた。03年以来の緩和となる。

 MASは、金利ではなく名目実効為替レート(S$NEER)を金融政策手段としている。具体的な名目実効為替レート許容変動幅(政策バンド)は明らかにしていない。

 現在の政策バンドは維持するとした。

 貿易加重平均でのシンガポールドルの過度の変動を抑制するため、介入する用意があることも明らかにした。

 今年のインフレ率については、目標の6―7%に引き続き収まる見通しで、09年は2.5―3.5%に鈍化するとの見通しを示した。

 ロイターのエコノミスト調査では、13人全員が金融緩和を予想していた。うち10人は変動バンドの傾きを緩やかにすることでの緩和を予想、3人は中立スタンスに変更すると予想していた。

 中立スタンスは、シンガポールドルの価値を通貨バスケットに対して安定させることを意味する。

 
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