世界の原油需要は2030年まで年1%増、昨年の予想を下方修正=IEA

2008年 11月 12日 23:35 JST
 

 [ロンドン 12日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は12日発表した08年年次見通しで、世界の原油需要は2030年まで年1%の増加にとどまるとの見方を示した。これまでの価格上昇が需要に影響したとし、昨年の予想(年1.3%増)を引き下げた。

 原油価格は今年7月、1バレル=147ドルを上回る史上最高を記録したが、その後は景気減速などを背景に60%超下落した。

 IEAは「昨年の見通しから大幅な下方修正となる。価格上昇と国内総生産(GDP)の伸び鈍化を反映した」とし「欧米で燃費の良い自動車の開発や、バイオ燃料の供給増を促す政策がとられるなど、この1年で新たな政策が多く導入されたことも影響した」としている。

 IEAは、世界の原油需要について、2007年の日量8500万バレルから、2030年には日量1億0600万バレルになる、との見通しを明らかにした。IEAは昨年は、世界の原油需要が2030年までに、日量1億1600万バレルを上回るとの見通しを示した。

 IEAは「需要の鈍化傾向は、原油の値上がりが最も大きかった経済協力開発機構(OECD)加盟国で顕著にみられる」としている。

 
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