人質解放交渉人の米国人コンサルタント、メキシコで誘拐される
[モンテレー(メキシコ) 15日 ロイター] これまで南米で誘拐された数十人の人々の解放交渉をしてきた米国の保安コンサルタント、フェリックス・バティスタ氏が10日、メキシコ北部で覆面した武装グループに誘拐された。
武装グループは10日、比較的安全とみられているコアウイラ州の州都、サルティージョにあるレストランの外でバティスタ氏を拉致(らち)した。メキシコ当局とバティスタ氏の雇用者であるコンサルタント会社、ASIグローバルが15日、明らかにした。
バティスタ氏はマイアミを拠点に活動するキューバ系米国人で、コロンビアの反政府勢力に誘拐された人質の解放に向けた交渉などで知られている。地元メディアによると、バティスタ氏はレストランを出たところで、携帯電話で話していたところを連れ去られた。
米国大使館とメキシコ当局は調査中であるとして、この件についてそれ以上のコメントは控えた。
コアウイラ州の検事当局関係者は、「バティスタ氏は力を見せつけようとする犯罪組織に狙われていたかもしれない。サルティージョは誘拐が多発する場所ではない」と話した。
バティスタ氏の雇用主は、バティスタ氏が元米連邦捜査局(FBI)局員であったとする地元メディアの報道を否定し、同氏はコアウイラ州に保安に関するセミナーを開くために出かけていたと述べた。
メキシコでは毎年、数百人が誘拐されている。同国のカルデロン大統領が軍隊を投じて麻薬組織に圧力をかけているため、収入源を確保しようとする犯罪組織による誘拐の被害者数が急増している。
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