金融危機の世界は今:有名レストランが閉店、自家製ビールが流行

2009年 01月 8日 18:13 JST
 

 [7日 ロイター] 世界的な景気減速は大小さまざまな形で表れている。そのほとんどは気持ちを暗くさせるものだが、風変わりなものや人間の想像力を反映するものもある。金融危機の影響を受けた世相を反映する各地の出来事を紹介する。

 ◎英国国教会は、仕事を失った人々や、人員削減の後でまだ仕事に就いている人々のために、新たに2つの祈りの言葉を発表した。「解雇された人々への祈り」は「混乱して叫ぶ私の声を聞いてください」という。「まだ仕事にある人々への祈り」は罪の意識と増える仕事量に焦点を当て、「不確かな状況にあって、前に進めますように。毎日、私の能力の最善を尽くして働けますように」と祈っている。

 ◎ニューヨークの有名レストラン「レインボールーム」のメニューからディナーが消える。同レストランはコスト削減のため、30―40人のスタッフを解雇し、レストラン部門レインボーグリルの閉店を決めた。65階にあるバーは営業するため、観光客や地元の利用客は引き続き、エンパイアステートビルディングや自由の女神像を眺めることができる。

 ◎オーストラリア人の中には、パブに行くお金にも困るほど経済的に苦しい人たちもいるのかもしれない。だが、多くの人々は、ビールを手にする方法を見つけている。自家製ビールキットの製造メーカーの売り上げが急増しているという。

 同国の醸造業者クーパーズによると、同社が販売するキットの売り上げは7月から8%増加。シドニーにあるThe Brew Shopのコリン・リチャードソン氏はビール製造キットに対する需要は供給を上回っていると述べた。

 ◎ニューヨーク・タイムズ紙は、長くその1面に派手な広告を載せることを避けてきたが、広告費を得るために、1面に大型広告を募集することを余儀なくされた。初の1面広告は、5日に掲載された放送局CBSによるもの。全米の新聞社が広告収入の危機的な落ち込みに直面しており、その多くが人員削減をせざるを得なくなっている。

 ◎英国では、the Girl Guidesが経済的に賢明な決定をするためのヒントを発表した。それらには、「いろんな店を見比べること。そしてどの銀行が一番お得かを見極めること」や「借金のわなに陥らないようにすること。借金によって簡単に友人を失ったり、周囲から疎遠になったりする」などが含まれている。

 ◎全米2位の書店チェーン、ボーダーズの米メリーランド州ゲイサーズバーグ店の店じまいセールでは、ほとんどの棚が空になったが、投資やビジネスに関する書籍の多くは、40%引きで買い手を待っている。それらのタイトルには「The Ten Commandments for Business Failure(ビジネスの失敗への十戒)」や「The Complete Idiot's Guide to Investing(ばかでも分かる投資のための完全ガイド)」などがある。  続く...

 
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