秒読みの北朝鮮ミサイル実験、今後起きうる6つのシナリオ
[東京/ソウル 27日 ロイター] 北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射台に設置し、発射は秒読み段階に入った。米国は、発射実験が行われた場合、国連安保理が2006年の北朝鮮の実験に対して課した制裁決議に違反すると警告している。
今回の実験が朝鮮半島全体を揺るがす事態に発展するという見方は少ないが、北朝鮮の一連の挑発行為は韓国の李明博政権に対北強硬策を断念させ、オバマ米新政権の関心を引くことが狙いとみられる。
報道によると、4月4─8日の間に「人工衛星」名目で発射が計画されているミサイルについて、日本は破壊措置命令を発令。米国も迎撃する方針を示しているが、技術的な問題などから実際に迎撃するのは難しいという声もある。
緊張が高まる中で今後起こりうるシナリオと金融市場などへの影響について、アナリストの見方をまとめた。
◎海上での衝突
北朝鮮は、黄海沖で韓国と軍事衝突が起きる可能性を警告。同海域では、1999年と2002年に双方に死者を出す事件が起きている。
2002年の衝突で大きな被害を出した北朝鮮は、新たな直接的交戦には及び腰とみられる。ただ北朝鮮はこれまで、黄海沿岸での短距離ミサイル増強に努めており、韓国の領海や船舶にミサイルを発射し、緊張を高める可能性は考えられる。
ミサイルや迫撃砲による攻撃があれば、韓国株式市場の混乱やウォンの急落が予想されるが、影響は長続きしないとみられる。99年と02年の衝突でも、韓国のソブリン格付けに変化はなかった。 続く...













