UAE、湾岸通貨統合への不参加を表明
[ドバイ 21日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)は20日、湾岸協力会議(GCC)加盟国が長らく進めてきた通貨統合計画からの脱退を表明した。これを受けて、通貨統合実現の可能性だけでなく、統合が持つ影響力が疑問視されている。
GCC加盟6カ国は、10年近くかけて通貨統合を協議してきた。しかし、すでにオマーンが脱退を表明。UAEで2カ国目となる。今回のUAEの不参加によって、GCCの通貨統合計画は崩壊しないまでも勢いを失ったとの声がでている。
UAEの脱退は、統一中央銀行の設立場所がサウジアラビアに決定したことに関係しているとみられている。
アナリストは、UAEの脱退について、GCC内での政策決定において独占的な権限を持つサウジアラビアへの抗議の表れと指摘している。
GCC当局者によると、残りの4カ国は計画が大幅に後退したことを認識しつつも、通貨統合を依然目指している。
21日付のカタールのアル・アラブ紙によると、カタール首長の顧問であるイブラヒム・アルイブラヒム氏は、同国がGCC通貨統合の実現を目指すとの見解を示した。また、UAEの不参加について遺憾の意を表した。
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