中条・慶大教授、国交相に羽田・成田一体運営や空港民営化を提言
[東京 13日 ロイター] 前原誠司国土交通相は13日、世界の航空政策に詳しい慶応義塾大学商学部の中条潮教授を省内に招き会談した。会談後にそれぞれ会見した長安豊政務官および中条教授によると、同教授は不採算空港建設の原因とされる空港整備特別会計の解体や、羽田・成田空港の国内・国際分離の撤廃や羽田の第5滑走路建設、関西3空港の一体運営などを提言した。
民主党はマニフェストで航空会社が自由に路線を決めるオープンスカイ政策の推進を進めると掲げており、国交相が自由化論者の中条教授を呼んだ格好。中条教授は、増大が見込まれる首都圏の航空需要をまかなうためには羽田の国際化による成田との一体運営が不可欠としたうえで、「来年第4滑走路が完成しても発着枠は不足するため、都心上空の飛行を許可することによる発着枠拡大や、第5滑走路の建設も視野にいれるべきと提言した」(中条教授)という。
巨額の有利子負債が課題となっている関西国際空港については、「近接する伊丹空港を廃港するか、伊丹・神戸・関空の3空港を一体運営、もしくは伊丹空港の民営化で売却資金を関空に回すなど提案した」(同教授)という。また長安政務官は、「民営化で集客力が増大した英ブリストル空港などを例に挙げ全国の空港を原則民営化する方針も示された」ことを明らかにした。
中条教授は従来から日本航空(JAL(9205.T: 株価, ニュース, レポート))について、国や労働組合とのしがらみを絶つには法的整理が必要との立場だが、13日は「JALについては議論しなかった」(中条教授)という。
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