[東京 6日 ロイター] 外為証拠金取引の取引所「くりっく365」を運営する東京金融取引所(TFX)は6日、10月30日付の取引で南アフリカランド/円ZARJPY=Rが一時実勢レートから大きくかい離した問題で、異常なレートで約定された取引と、それが原因となって強制執行された損失確定取引(ロスカット)について、申請があれば約定したレートでの反対売買を実施すると発表した。
反対売買の対象となるのは、当時の市場実勢で11円付近だった南アランド/円が「くりっく」で8円台を付けた取引と、それがきっかけとなって発動された他通貨ペアを含むロスカット売買。投資家のポジション保有状況によっては利益が出ている可能性もあるため、希望者のみを対象とする。「くりっく」の取り扱い各社が13日午後3時まで受け付ける。値付けをするのは、8円台で取引を成立させたマーケットメーカー1社。
TFXによると、南アランド/円が急落したのは、30日付の取引終了直前の31日午前4時59分。南アランドなど新興国通貨の流動性が急速に低下する中、マーケットメーカー1社が「急激な変動を踏まえ、同社のシステムに従って、極めて広いスプレッドのレートを提示」した。11円台の買い注文が約定された後、59分33秒に8.415円の買い注文が約定され、続いて提示された8.435円の買い注文も取引が成立。くりっくの終値となった。
ロイターが金融機関から直接提示された対ドルレートを元に算出した南アランド/円は30日、11円台で海外市場の取引を終了していた。
TFXでは「24時間体制で提示レートの妥当性をチェックしているが、今回は瞬間的なレート提示だったため、確認を行うことが時間的に不可能だった」として、短時間の提示でも異常レートを自動的に排除するシステムを早急に構築するとしている。 続く...
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