不透明性が高まっている、世界不均衡が新たな金融危機誘発の可能性=ポルトガル中銀総裁
[リスボン 15日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁は15日、議会で発言し、景気をめぐる不透明性が最近高まっており、回復を示す一部指標は疑問、との見解を示した。
総裁は「不透明性が最近、再び高まり始めている」とし、「4月以降リスク回避の動きが後退していたが、この3─4週間でその動きが反転している」と述べた。
欧州・米国では10年物の国債利回りが「再び、一段と悲観的な見通しを示している」と指摘。金融市場の多岐にわたる分野で、流動性の全般的な改善がみられるとした上で「一段と楽観的な内容となっている一部指標は、不確かなようにみられる」と語った。
総裁はまた、世界経済の不均衡が新たな金融危機を引き起こす可能性があると警鐘を鳴らし、速やかに解消する必要があるとの見方を示した。
さらに、経済危機を背景に先進国経済の低成長期が長引くリスクが存在するとの考えをあらためて示した。
「世界経済不均衡の問題が解決されなければ、新たな金融危機を誘発する可能性がある」と述べた。
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