UPDATE1: 景気は当面、下げ止まりの動き次第に明確になっていく可能性高い=白川日銀総裁

2009年 07月 6日 09:59 JST
 
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 [東京 6日 ロイター] 白川方明日銀総裁は6日、支店長会議の冒頭あいさつで日本経済について、大幅に悪化した後、下げ止まりつつある、との認識をあらためて示した。その上で、当面は下げ止まりの動きが次第に明確になっていく可能性が高い、との見通しを示した。

 <当面下げ止まりの動き明確に>

 白川総裁は日本経済について「国内民間需要は、厳しい収益環境が続き、雇用・所得環境も厳しさを増すもとで、引き続き弱まっていく可能性が高い」との見方を示す一方、輸出や生産については「内外の在庫調整の進ちょくを主因に、持ち直しを続けるとみられる」と指摘。「公共投資も増加を続けると見込まれる」として、「景気は、当面は下げ止まりの動きが次第に明確になっていく可能性が高い」との見通しを示した。

 金融環境に関しては「コマーシャルペーパー(CP)・社債市場の発行環境が一段と改善してきているほか、銀行貸出は、大企業向けを中心に高めの伸びを続けている」と評価しながらも、資金繰りや金融機関の貸出態度については「悪化に歯止めがかかる動きがみられるものの、なお厳しいとする先が多い」と慎重な見方を示した。

 <日本の金融システムに落ち着き>

 白川総裁は世界経済について「昨年秋以降、米欧の金融システムや国際金融資本市場の動揺が深刻化する中、世界経済は同時かつ急速に悪化したが、最近では、金融・実体経済の両面で悪化テンポの鈍化あるいは下げ止まりの動きがみられる」と明るい兆しを指摘。

 日本の金融システムに関しても「内外金融資本市場における緊張感が和らいでいることなどを背景に、全体としては落ち着きを取り戻しつつある」との見方を示した。一方で「金融機関の2008年度決算は全体として最終赤字となり、金融機関の間の経営体力のばらつきが拡大しているなど、金融機関経営の動向については、引き続き注意が必要な状況にある」と注視する姿勢も示した。

 こうした状況を受け、金融政策運営について「当面、景気・物価の下振れリスクを意識しつつ、わが国経済が物価安定のもとでの持続的成長経路へ復帰していくため、中央銀行として最大限の貢献を行っていく」とあらためて強調した。

 (ロイターニュース 志田義寧記者)

(yoshiyasu.shida@thomsonreuters.com; 03-6441-1837; ロイターメッセージング:yoshiyasu.shida.reuters.com@reuters.net)

 
 

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