訂正: (発表者側の申し出)UPDATE1: 米財務省が公的資金注入行に市場価格の66%でワラント買い戻し認可、納税者の利益損なう=TARP監視委
訂正: 米議会TARP監視委員会の訂正により本文3段落目の「21億ドル」を「27億ドル」に訂正します。
[ワシントン 10日 ロイター] 米議会の不良資産救済プログラム(TARP)監視委員会は、米財務省は公的資金注入を受けた11行の小規模銀行に市場価格のわずか66%でワラント(新株引受権)を買い戻すことを認め、1000万ドルの利益を取り逃したとする報告をまとめた。
財務省は昨年10月以来、金融安定化策の下で600以上の銀行持ち株会社に公的資金を注入する代わりに、各社の優先株と行使期間10年のワラントを取得してきた。このワラントは、公的資金の注入を受けた金融機関の業績が回復した場合に、納税者も恩恵を享受する手段が得られることを意味していた。
委員会はまた、公的資金の注入を受けた残りの銀行にも同じようなディスカウント価格でワラントの買い戻しを認めた場合、27億ドル(訂正)の利益を失う可能性があると指摘した。
同委員会は、財務省はワラントの評価において積極的で透明性の高いアプローチを取り、オープンな公開入札で証券を売却することにより、市場にバリュエーションを委ねることを検討するべきだとしている。
また、今回の承認について「財務省がワラントの買い戻しを望む銀行に対して厳しすぎる、あるいは甘すぎるといったさまざまな議論を収拾する効果を持つ」と指摘した。
米銀大手10行を含む多くの銀行は公的資金をすでに返済。今度は政府による規制から完全に自由になることを目指し、ワラントの買い戻しを望んでいる。各金融機関はワラントについて、先買権を保有している。
同委員会によると、今回買い戻しを認められた11行は、財務省との個別交渉を経て、市場価値を下回る価格での買い戻しを認められた。
サン・バンコープ(SNBC.O: 株価, 企業情報, レポート)は、同委員会が560万ドルと評価するワラントを、その38%の水準にあたる210万ドルで買い戻した。
小規模銀行は株式の商いが薄いため、ワラントが大規模に行使されれば、株価が大きな影響を受ける可能性があることを考慮して、ディスカウント価格での買い戻しが認められた。
ただ、同委員会によると、財務省はワラント売却を迫られているわけではなく、大手銀行株の取引は活発なため、委員会はディスカウントを適用せずに、バリュエーションを試算した。
同委員会の報告では、財務省が保有する銀行のワラントの価値は推定80億5000万ドル。財務省が最近示した試算は60億ドルだった。
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