WRAPUP1: 北朝鮮が4発の短距離ミサイル発射=韓国軍関係者

2009年 07月 3日 08:02 JST
 
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 [ソウル 2日 ロイター] 韓国軍関係者によると、北朝鮮は2日、同国の東海岸から4発の短距離ミサイルを発射した。北朝鮮は2度の核実験に対し発動された国連安全保障理事会の制裁決議に反発、強硬姿勢を示しており、同国をめぐる情勢が一段と緊迫している。

 韓国軍関係者によると、北朝鮮は2発の地対艦短距離ミサイルを、現地時間2日午後5時20分─午後6時(0820─0900GMT)に発射。両ミサイルは約100キロ(60マイル)飛行し、海上に落ちた。

 初めの2発の発射から約2時間後に3発目の短距離ミサイルを発射。その後、4発目が発射されたという。

 北朝鮮は前月、軍事訓練を行うと事前に関係国に通達、6月25日から7月10日の間は北朝鮮の東海岸から110キロ(68マイル)の海域に船舶が立ち入らないよう要請していた。

 

 米国務省のケリー報道官は、記者団との懇談で、北朝鮮の今回のミサイル発射は同国の「ためにならず」かつ「危険」として懸念を表明、「北朝鮮はこのような挑発的な行動をやめ、非核化に向けた交渉の席に戻るべきだ」と述べた。

 韓国のメディアは、今回の短距離ミサイルの発射に続き、北朝鮮は数日以内に中距離ミサイルの発射を実施する可能性があると伝えている。

 日本の麻生総理大臣も懸念を表明。共同通信によると麻生首相は記者団に対し「わが国はこれまでも度々北朝鮮に対し、このような挑発的な行動は同国の国益に反するものになると警告してきた」と述べた。

 北朝鮮は、5月25日に実施した核実験の直後に数発の短距離ミサイルを発射。それに先立つ4月には人工衛星の打ち上げと称して長距離ミサイルを発射しており、有識者の間では北朝鮮が核弾頭を搭載可能な長距離ミサイルの開発を進めているとの懸念が出ている。

 今回の北朝鮮の短距離ミサイル発射を受け、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相は、今月23日にタイで開催される地域安全保障フォーラムの機会を利用し、北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議に参加する各国の外相会談を開催するよう、関係各国に呼びかけていることを明らかにした。

 北朝鮮の一連の軍事行動の背景には、67歳になる金正日総書記の後継者とされる三男の金正雲氏への権力移譲の舞台を整える意味があるとみられている。

 

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