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FRB議長議会証言:識者はこうみる
2017年2月14日 / 17:08 / 7ヶ月前

FRB議長議会証言:識者はこうみる

2月14日、イエレン米FRB議長は、上院銀行委員会で半期に一度の証言を行った。写真は2012年4月、ワシントンのFRBビル前で撮影(2016年 ロイター/Joshua Roberts/File Photo)

[ 14日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、上院銀行委員会で半期に一度の証言を行った。

市場関係者のコメントは以下の通り。

<BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略部門責任者、イアン・リンジェン氏>

タカ派的だった。だが市場はタカ派的な発言になると予想していた。金融引き締めを待ち過ぎるのは賢明ではないとのいう発言が最大の注目材料であり、市場が最も反応している。

<コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場ストラテジスト、オマー・エジナー氏>

イエレン議長は3月利上げ期待を高めようとしている。トーンは全般的に、市場の想定よりタカ派色の濃いものとなった。今度の利上げを市場は過小評価しているようだ。米連邦準備理事会(FRB)が3月に動くことを意味しないが、動くという選択肢を維持したいということだろう。

<UBSウェルス・マネジメント(チューリヒ)のウルトラハイネットワース投資ストラテジスト、マクシミリアン・クンケル氏>

証言内容はハト派的なものになるとの予想が市場で出ていたことを踏まえると、幾分タカ派的だったと言える。

市場では年央と12月にそれぞれ1回ずつ利上げが実施されるとの予想が織り込まれている。3月会合での利上げは可能性はないわけではないが、利上げを決定する前にインフレの持続的な上昇を確認したいとのイエレン議長のこれまでの発言を踏まえると、3月は時期尚早のように見える。

<チェース・インベストメント・カウンセルの社長、ピーター・タッズ氏>

ほぼ自分が想定していた通りの内容となった。早ければ3月と年末を含む2─3回程度の利上げの可能性があるとのシナリオに変更はなく、市場を揺るがすようなことはないだろう。インフレ高進の可能性を阻止するために遅いよりは早い時期に利上げを実施することは賢明だと考える。ただ、今後1年ほどの間にインフレ率が大きく上昇するようには見受けられない。

<アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏>

イエレン氏は、米経済の改善は広がりつつあると指摘する一方で、財政政策が変更される可能性や「海外動向」等を理由に、見通しをめぐる根強い不透明性の存在や対処的な金融政策の重要性を強調した格好だ。

<BMOプライベート・バンクの最高投資責任者(CIO)、ジャック・アビリン氏>

米連邦準備理事会(FRB)は従来、利上げに対し強気の姿勢を示す一方で、行動が伴わない傾向がある。今回の発言もまるで昨年のようだ。

FRBが口を開くと、市場が下落する。FRBは減速やディスインフレ、デフレなどを懸念するあまり過熱気味の経済を許容し、発言通りに行動しない。

FRBは昨年、年4度の利上げを見込むとしたが、実際には1度限りだった。今年は3度としているが、2度利上げすれば驚きだ。FRBは言うほど利上げに積極的に動かない。

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