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ユーロ圏金融・債券市場・終盤=スペイン・イタリア国債上昇、独連邦債は下落
2012年9月12日 / 17:42 / 5年前

ユーロ圏金融・債券市場・終盤=スペイン・イタリア国債上昇、独連邦債は下落

       (カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限)  99.770  (‐0.015)  -0.074(0.005)
独連邦債2年物                                 0.084(0.048)
独連邦債10年物(12月限) 139.61  (‐0.77)      1.617(1.543)
独連邦債30年物                              2.468(2.383)
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 [ロンドン 12日 ロイター] 12日のユーロ圏金融・債券市場では、スペインと
イタリアの国債価格が上昇、独連邦債価格は下落した。ドイツ憲法裁判所が、一定条
件の下で欧州安定メカニズム(ESM)と欧州財政協定の批准を認める判断を下し、域内
の危機対策を進める上での大きな障害が取り除かれたことを受けた。
 ドイツ憲法裁の判断では、ESMへの負担金を積み増す必要が生じた場合には議会の承
認を得る必要があるとして、議会に将来の負担増額に関する拒否権を与える形ともなった。
 判断は事前予想通りだった。欧州中央銀行(ECB)が周辺国の国債を購入し、利回り
を下げる方針を示して以降、スペイン・イタリア国債は数週間上昇しており、上値は重い。
 
 スペイン・イタリア国債の利回りが低下傾向を維持するかは、スペイン政府がECBの
国債買い入れ条件となっている救済基金への支援要請を行うかにかかっている。
 スペイン10年債利回りES10YT=TWEBは7ベーシスポイント(bp)低下して5.65%
となった。7月終盤には、市場参加者が持続不能と考える7.8%をつけていた。
 イタリア10年債利回りIT10YT=TWEBも7bp低下して5.02%と、3月以来の水
準となる5%に迫った。
 
 コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「ECBが期待に応え、ド
イツの裁判所が今日、ESMにゴーサインを出し、バックネットが備わったことで、周辺
国にとって良好な環境が今は整っている」と指摘。「ただ時間が経過すれば、ECB(の
国債買い入れ)実施に際し、もう一つの主要な障害となっている支援要請をスペインがい
つ行うかという疑問が深まることになる」と見通した。
 
 ドイツ連邦債12月限先物 FGBLc1は10週間ぶり安値の139.24をつけた。
 高利回りで、リスクがより高いとされる資産に投資するムードが再燃、ドイツが実施し
た新発5年債入札(クーポン0.5%)はさえない結果に終わった。
 RIAキャピタルマーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビック氏は「特に
周辺国で単一通貨ユーロに対する緊張が和らぎ始めれば、独連邦債の安全資産としての魅
力は低下するだろう。結果として、今後の入札でより高い利回りを投資家が要求し始める
可能性がある」と述べた。

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