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UPDATE1: クレジット市場動向=CDS指数が小幅ワイド、株安でリスク回避
2012年9月28日 / 07:22 / 5年前

UPDATE1: クレジット市場動向=CDS指数が小幅ワイド、株安でリスク回避

<対国債スプレッド>  政保債(地方公)10年 2.0─3.0bp 銀行債(みずほ)5年 18─19bp 地方債(都債) 10年 3.0─4.0bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp --------------------------------------------------------------------------------  [東京 28日 ロイター] クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、 指標となるiTraxxJapanシリーズ18ITJJP5Y=GFが小幅ワイド化。プレミア ムは前日引けの221ベーシスポイント(bp)より2bp高い223bpに上昇。市場 はスペインが歳出削減に重点を置いた2013年予算案を提示したことを評価しつつも、 中国の大型景気刺激策への期待を背景とした27日の急速なタイト化を行き過ぎと判断。 方向感の決めにくい局面で、円高進行を警戒して株価が一段安となったことでリスク回避 の流れに傾いたという。   CDS市場で、指数のシリーズ18のプレミアムは、午前こそ221bpと横ばい圏だ ったが、午後に株価が一段安になると223bpへと切り上がった。足元の気配もワイド 気味で222─226bpとなっている。  スペインが27日、歳出削減に重点を置いた2013年予算案を発表したことはタイト 化の材料。マーケットは支援を要請した場合に求められる可能性のある条件に同国が先手 を打ったと受け止めたという。スペイン政府が発表した経済改革案について、レーン欧州 委員(経済・通貨問題担当)は、具体的な工程が盛り込まれるなど欧州委員会の要請を上 回る内容で、大きな前進と評価した。  一方、ワイド化の要因には、27日の中国の大型景気刺激策への期待感とそれに伴う日 中の株高に過剰反応してタイト化しすぎたことへの反動が挙げられる。「景気対策への期 待が大きく膨らんだが、観測にすぎないため、さらなるタイト化に歯止めがかかった」 (市場筋)との指摘が出ていた。方向感を決め切れない局面で、株価が下押ししたことを きっかけにワイド化の流れを強めたようだ。   スペインが歳出削減に重点を置いた2013年予算案について、第一生命経済研究所・ 主席エコノミストの田中理氏は「国債購入支援要請に一歩前進した」と指摘したうえで、 緊縮策を出してきたのはいいが、成長率の見通しを変えていないようなので、成長率が下 振れして予定どおりの税収を上げられるのかといった不透明さがある、と述べた。  カスティーリャ・ラ・マンチャ州が中央政府が用意している地方財政支援のための基金 に支援要請したことも不安材料。「これでかなり資金を使うことから、地方支援で基金が 枯渇するとか、あるいは政府としての負担が増えかねないといった問題も出てくる」(田 中氏)という。スペイン政府が自治州の資金繰り問題緩和に向けて設置を決めた180億 ユーロの支援メカニズムを利用するのは5州目。これまでに支援要請の意向を示したカタ ルーニャ、バレンシア、ムルシア、アンダルシア各自治州の要請分も含めると、5州で合 わせて約150億ユーロの支援を要請したことになる。  スペインが実際に支援要請に踏み出すのかどうかが注目される。今回の歳出削減で政府 が支援要請に前向きというような期待感を膨らませているが、「デモが発生したり、さら には地方選挙を控え、地方の独立運動も起こるなどスペイン国内の政治要因からみてすぐ に支援要請できるのか、市場の期待との間にはややかい離があるのではないか」(田中 氏)との指摘も出ていた。   個別銘柄は中国リスクを反映しやすい一部鉄鋼・電機などがワイド。プレミアムは神戸 製鋼所(5406.T)<0#5406=JFI>の2014年9月償還が300bp、ソニー(6758.T) <0#6758=JFI>の2年が225bp、同2014年9月償還が190bp。シャープ (6753.T)<0#6753=JFI>はアップフロントで2013年6月償還が23.5%、2013年 9月償還が36.5%、1年が41%、3年が51%、5年が56.5%。シャープは短 期ゾーンが資金繰り懸念の後退を反映してややタイトだったが、中長期ゾーンは先行きへ の不安が払拭されないためワイド気味だったという。   気配は日産自動車(7201.T)<0#7201=JFI>が122─135bp、トヨタ自動車(7203.T) <0#7203=JFI>が60─80bp、ホンダ(7267.T)<0#7267=JFI>が65─85bp、新日本 製鉄(5401.T)<0#5401=JFI>が220─255bp、JFEホールディングス(5411.T) <0#5411=JFI>が290bpビッド。日本ソブリン(ドル建て)は83.5─86.5bp。    <10月発行の10年政保債、総額1900億円>   複数の市場筋によると、10月発行の10年政府保証債は、地方公共団体金融機構 <0#0906=JFI>(発行予定額400億円)、高速道路機構<0#0905=JFI>(同1500億円) の2銘柄・総額1900億円が見込まれている。利率など発行条件は10月5日に決まる 予定。   <CP発行総額は800億円程度>    CPの発行総額は800億円程度。発行レートは年内期日が横ばい圏で、年越え期日が 強含み。J1格の石油が100億円(10月下旬期日、0.129%付近)と200億円 (11月上旬期日、0.125%付近)、a1格の石油が140億円(10月末期日、 0.13%付近)、a1格の電機が100億円(11月末期日、0.22%付近)などの 発行が観測された。     (ロイターニュース 片山直幸)

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