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豪政府が黒字の2012/13年度予算案を8日発表、政権のイメージ向上優先
2012年5月8日 / 05:30 / 5年前

豪政府が黒字の2012/13年度予算案を8日発表、政権のイメージ向上優先

 

 ◎黒字予算案の狙いは政治的な理由 

 

 ◎ギラード政権、財政の信用度強化に前向き 

 

 ◎スキャンダルによる支持率低迷を下支え 

 

 ◎中銀が利下げするなか、財政黒字の必要性に疑問の声も

 

 [キャンベラ 8日 ロイター] オーストラリア政府は8日、財政黒字を見込む2012/13年度(2012年7月─13年6月)予算案を発表する。有権者に底堅い財政基盤を認識させ、ギラード政権を揺さぶるスキャンダルから関心をそらす狙いがある。

 エコノミストからは、中央銀行が利下げを実施し、成長率見通しを引き下げるなか、財政黒字の必要性に疑問の声も上がっているが、ギラード首相は政権のイメージアップを優先させる意向だ。

 政権の支持率は過去最低水準に近い27%前後に落ち込んでおり、選挙が実施されれば野党の保守政党が勝利することは確実視されている。ただ、次回選挙は2013年後半まで予定されていない。

 

 スワン財務相は8日、記者団に対し「低い失業率や堅調な経済成長、非常に大きな投資があり、インフレも抑制してきた。このため黒字が確保されてきており、2012/13年度には緩やかな財政黒字に復帰することになる」と述べた。

 今回の予算案により、大手格付け会社の「トリプルA」評価が維持できることにつながり、中銀による再利下げの余地も生まれることになるとの考えを示した。

 同年度予算案では、約15億豪ドル(15億3000万ドル)程度の財政黒字となる見込み。

 

 ただ、ギラード政権は基盤が不安定で人気が低迷。その上、労組資金の不正利用疑惑で警察の捜査を受けている、労働党を離れたクレイグ・トムソン議員が、与党側についていることで、かろうじて議会で過半数を維持している。

 同議員は、いかなる不正行為もしていないと疑惑を否定しているが、野党は反発を強めており、早期の選挙に追い込まれる可能性もある。

 ギラード首相は7日、与党議員の会合で「われわれは現在受けている政治的プレッシャーに対処し、打ち勝つだろう」と述べた。

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