Reuters logo
オーストラリアのトリプルA格付け、直ちに引き下げのリスクない=ムーディーズ
2012年9月12日 / 03:17 / 5年前

オーストラリアのトリプルA格付け、直ちに引き下げのリスクない=ムーディーズ

 [シドニー 12日 ロイター] 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、オーストラリアのトリプルA格付けについて、一部の鉱山会社の投資計画縮小や生産削減につながっている商品価格の下落によって直ちに引き下げられるリスクはないとの見方を示した。

 オーストラリアの2大輸出品目である鉄鉱石と石炭の価格はここ数週間に大幅下落しており、価格の下落が長期化すれば、同国の交易条件と税収に影響が及ぶとの懸念が高まっている。

 ムーディーズ(ニューヨーク)のシニア・バイスプレジデント、スティーブン・ヘス氏は12日、ロイターの電話取材に対し「豪政府の債務水準は、トリプルAに格付けされている他国と比べてかなり低く、われわれはオーストラリアのトリプルA格付けに非常に満足している」と述べた。

 オーストラリアはムーディーズが格付けを「トリプルA」、見通しを「安定的」にしているわずか10カ国のうちの1つ。

 2012/13年度の同国の純債務は対国内総生産(GDP)比9.2%と、日本や欧州の債務を大幅に下回る水準。

 ヘス氏は、低水準の政府債務を背景にオーストラリアは中国の景気減速、商品価格の下落、欧米経済の先行き不透明感がもたらすリスクに対処できると指摘。

 最近の商品価格の下落は歳入や交易条件に影響を与えるほか、財政にも影響する可能性があるものの、実際の危機につながることはないとし、「格付けに対する差し迫った脅威は見られない」と述べた。

 同氏はまた、連邦政府の財政状況について改善を見込んでいると加えた。

 英豪資源大手BHPビリトン(BHP.AX)(BLT.L)や豪鉄鉱石メーカーのフォーテスキュー・メタルズ(FMG.AX)、スイスの資源大手エクストラータXTA.Lはこれまでに商品価格安を理由に、豪投資計画の縮小や人員削減を発表している。

 ムーディーズは、オーストラリアの州についてはそれほど楽観的ではなく、11日にサウスオーストラリア州の格付けを「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げた。持続的な財政赤字や累積債務の拡大が理由。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below