Reuters logo
西欧の新車販売、10月も低迷 通年では1993年以来の低水準となる可能性
2012年11月2日 / 17:52 / 5年前

西欧の新車販売、10月も低迷 通年では1993年以来の低水準となる可能性

 [フランクフルト/パリ 2日 ロイター] ユーロ圏の緊縮財政に伴う影響や高止まりする失業率を背景に、10月も西欧では新車販売台数の落ち込みが続き、通年では1993年以来の低水準になる可能性がある。

 2日発表されたデータによると、フランスの10月の新車登録台数は7.8%減と、12カ月連続で減少。スペインの新車販売台数も21.7%の大幅減となった。

 ドイツ自動車輸入業者協会(VDIK)によると、10月の新車登録台数は前年同月比0.5%増加した。増加は6月以来。ただ、営業日数の調整後では、9─10月の2カ月での新車登録台数は約5.4%減となる。

 

 自動車業界調査会社RLポークのUlrich Winzen氏は「今後数カ月で状況が改善することを示唆する初期の兆候もデータもない」と述べた。

 同氏は、西欧の自動車販売が今年と来年、1200万台を割り込むと予想する。1986年以降、同水準を割り込んだのは1130万台となった1993年のみ。

 

 販売の低迷による生産への影響も確認されている。ドイツ自動車業界が発表したデータによると、同国の10月の自動車生産台数は6%減の44万6100台となった。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)の傘下の独オペルは9月末、返金保証キャンペーンを打ち出したが、キャンペーン導入後の販売は1カ月で15%減少し、同社の独市場でのシェアは今年最低の6.1%に縮小した。

 

 スペインでは財政再建プログラムの一環として9月1日から付加価値税(VAT)が引き上げられており、新車購入に影響した可能性がある。

 スペイン政府は10月1日から新車購入への補助金制度を導入したものの、スペイン自動車工業会(ANFAC)は、同制度の効果が表れるには数カ月かかるとの見方を示している。

 

 フランスの新車登録台数は比較的小幅な小幅な落ち込みにとどまったものの、ルノー(RENA.PA)の国内販売台数は27%減となった。

 前出のWinzen氏は、債務危機が終息した段階で抑制されていた需要が一気に高まる可能性を指摘。来年末に向け、フランス、イタリア、スペインの自動車市場が安定化し、仏プジョー(PEUP.PA).や伊フィアットFIA.MIなど、苦境に立たされている自動車メーカーを支援する可能性があるとの見通しを示した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below