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WRAPUP1: ギリシャ国債買い戻し、支援団は成功と評価 次回融資実施の見込み
2012年12月12日 / 17:17 / 5年前

WRAPUP1: ギリシャ国債買い戻し、支援団は成功と評価 次回融資実施の見込み

  

 ◎ドイツとIMF、ギリシャ国債買い戻しは成功と評価 

 

 ◎ドイツ政府、対ギリシャ次回融資の実施を支持 

  

 ◎ギリシャ国債買い戻し、債務削減効果は当初目標に届かず 

 

 ◎ギリシャ政府、応募額すべて買い戻すため12億9000万ユーロの追加支援を要請 

 

 [ベルリン/アテネ 12日 ロイター] ギリシャの国際支援団は、同国が実施した国債買い戻しが成功裏に終わったとの認識を示し、13日に開催されるユーロ財務相会合で、約340億ユーロの次回融資実施が最終承認される可能性が高まった。

 ただ国債買い戻しによる債務削減効果は、買い戻し価格が予想を上回ったことで当初の目標を下回っており、追加措置が実施される余地を残した。

 国債買い戻しでは、原資として100億ユーロが振り向けられていたが、ギリシャは12日、応募があったギリシャ国債319億ユーロをすべて買い戻すため、12億9000万ユーロの追加支援を要請する方針を示した。

 ドイツや国際通貨基金(IMF)は、国債買い戻しは成功したとしてギリシャの取り組みを評価した。 

 ロイターが入手した独財務省の議会宛て書簡は、国債買い戻しにより、ギリシャ債務は確実に持続可能になったと指摘。「買い戻しは全般的に成功したと言える」とし、「追加支援実施に関する他の条件も満たされた」との見解を示した。

 ラガルドIMF専務理事も、国債買い戻しの結果に満足しているとの認識を示している。 

 

 ギリシャ国債買い戻しをめぐっては、債務水準を対国内総生産(GDP)比で11%削減することが当初見込まれていた。ただ実際には9.5%ポイント程度の削減にとどまり、2020年のギリシャ債務水準は128%までしか低下しない見通しとなった。

 これはユーロ圏とIMFが管理可能な水準と見なす124%を4ポイント上回る。

 これに対しドイツは、対ギリシャ融資の金利引き下げや3月のギリシャ債務再編に応じなかった民間投資家の保有する国債を買い戻すことにより、124%の水準まで債務を圧縮できるとしている。

 

 <ギリシャ次回融資、大きな混乱なく承認の見込み> 

 

 ユーロ圏財務相とラガルド専務理事は13日、ギリシャの今後の対応について協議する。ここで次回融資が最終承認される見込みで、ドイツに加え、対ギリシャ強硬派のフィンランドも融資は承認されるとの見方を示している。

 フィンランドのウルピライネン財務相は「明日の会合で次回融資実施をめぐり合意できる公算が大きいと考えている」と述べた。

 アナリストも、ユーロ圏財務相が懸案事項を片付け、ギリシャの財政破たんやユーロ離脱をめぐる脅威を取り除くとみている。

 SGHマクロ・アドバイザーズのサッサン・ガラマニ最高経営責任者(CEO)は「数週間前は、ユーロ圏諸国がこれらすべてのことを全うできるのか懐疑的な見方が強かった。誰も混乱を招くことは望んでおらず、次回融資を承認する手立てを見つけるだろう」と語った。

 ただギリシャ銀の存続可能性を確実にするには課題も残っている。

 ギリシャ中銀のプロポボラス総裁によると、国内銀行は保有国債のほぼすべてを買い戻しに差し出した。これに伴い、銀行側の推定で約20億ユーロの損失を被る見通しで、損失を一部補てんするため、国内銀は財務省と繰り延べ課税などを通じた支援策を協議している。

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