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UPDATE2: FSBが大手28行への自己資本上乗せ公表、シティやドイツ銀など4行が2.5%
2012年11月2日 / 01:36 / 5年前

UPDATE2: FSBが大手28行への自己資本上乗せ公表、シティやドイツ銀など4行が2.5%

 [1日 ロイター] 金融安定理事会(FSB)は、世界の大手銀28行への自己資本上乗せについて、シティグループ(C.N)、ドイツ銀行(DBKGn.DE)、HSBC(HSBA.L)、JPモルガン(JPM.N)は最も高い2.5%が必要との見解を示した。

 4行はリスク資産ベースで銀行自己資本比率規制バーゼルIIIでの7%に加えて2.5%が必要となる。メキシコ市で4─5日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前にして公表された。

 

 4行に次いでバークレイズ(BARC.L)とBNPパリバ(BNPP.PA)は2%、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)、ゴールドマン・サックス(GS.N)など8行は1.5%が必要としている。

 残りの14行には1%の上乗せを求めた。これ以上の規模拡大に実質的に歯止めをかける3.5%の上乗せが必要とした銀行はなかった。

 FSBは2011年11月にシステム上重要な銀行29行を公表した。今回初めて、個別行の上乗せ水準を示した。また大手行の数は28に減少したうえ、デクシア(DEXI.BR)、コメルツ銀行(CBKG.DE)、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L)はリストから外した一方、BBVA(BBVA.MC)とスタンダード・チャータード(STAN.L)を加えた。

 今回の上乗せ規制は2016年から発効、2019年1月までに完全実施される。FSBは2013年と2014年に2回改定を行う予定。

 

 米金融サービスコンサルティング会社フェデラル・フィナンシャル・アナリティクスのマネジングパートナー、カレン・ペトロー氏は「すべての金融機関にとって多大なコストとなる。特に大幅な上乗せを求められた銀行はそうだ」と指摘。今回の決定がどの程度効力を発揮するかは、各国規制当局の対応次第だと述べた。

  

 シティグループの広報担当者、シャノン・ベル氏は、同行の中核的自己資本(Tier1)普通株比率(バーゼルIII基準)は第3・四半期末時点で推定8.6%と、業界でもトップクラスだと指摘。引き続き、業務利益と非中核資産の分離で自己資本の増強を図っていくと述べた。

 JPモルガンはコメントを拒否。ドイツ銀行とHSBCのコメントは得られていない。

 今回の決定は、金融機関・投資家にとって一部予想外の内容だったとみられる。たとえば、業界関係者は昨年、ロイターに対し、バンク・オブ・アメリカとドイツ銀行の自己資本上乗せは2%になるだろうと述べていた。

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