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UPDATE1: クレジット市場動向=電機CDSが一転してタイト、当面の材料に出尽し感
2012年11月2日 / 07:22 / 5年前

UPDATE1: クレジット市場動向=電機CDSが一転してタイト、当面の材料に出尽し感

<対国債スプレッド>  政保債(地方公)10年 2.0─3.0bp 銀行債(みずほ)5年 14─15bp 地方債(都債) 10年 3.0─4.0bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp --------------------------------------------------------------------------------  [東京 2日 ロイター] クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、大 幅な赤字決算予想の発表をきっかけに一段とワイド化したパナソニック(6752.T) <0#6752=JFI>と、同社につらてワイド化圧力がかかった電機セクターが一転してタイトな 動きを見せた。プレミアムはパナソニックの5年が430ベーシスポイント(bp)、ソ ニー(6758.T)<0#6758=JFI>の5年が450bpと、ともに前日比50bp程度低下。電機 セクターは格下げリスクにさらされているものの、収益悪化をある程度織り込んで早くか らワイド化してきただけに、当面の材料出尽し感からリスク回避の動きが急速に弱まった との見方が出ていた。    CDS市場で、パナソニックをはじめとする電機セクターが軒並みタイト化した。プレ ミアムはパナソニックの3年が350bpで前日比15bp、5年が430bpで50b p、ソニーの5年が450bpで50bpそれぞれ低い水準で取引が成立した。ソニーの 3年、東芝(6502.T)<0#6502=JFI>の3年はともに340bpと、前日に比べてタイトな水 準で出合った。   パナソニックは想定外の業績の悪さから一気にワイド化したが、当初から厳しい決算に なることが予想されていたため、早くからワイド化圧力がかかっていた。「その分、当面 の材料に出尽し感が出ればタイト化しやすくなる」(国内金融機関)との声が聞かれた。 スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)が2日、パナソニック の長期格付けをA─からBBBに2段階引き下げたと発表したが、反応薄だったという。    パナソニックについて、大和証券・金融市場調査部クレジットアナリストの松坂貴生氏 は「あれほどの大幅な業績下方修正と、シャープ(6753.T)<0#6753=JFI>の急激かつ大幅な 信用力の低下があっただけに、市場が大きく反応したのはやむを得ないが、パナソニック の場合はキャッシュフロー運営実績や信用力を下支えする要因はいくつかある」と指摘。 デジタルコンシューマー製品および関連デバイスから白物家電、住宅設備など安定収益源 に一層舵を切るイメージが具現化しており、こうした流れから事業リスクが中期的に低下 すれば、将来的な信用力の安定化に期待が持てる、と述べた。    パナソニックの社債に関しては、ワイド化への警戒がありながら、「CDSに比べて織 り込み方が足りなかった。CDS以上に大きく反応した」(国内証券)という。ある大手 投資家は「社債スプレッドの水準はつかみにくくなった」と指摘した上で、この調整はか なり長引く恐れがある、と話した。   一方、シャープにはアップフロントで2014年6月償還が57%、2年が60%と、 高い水準で取引された。鴻海精密工業(2317.TW)との出資交渉が難航していることが不安 を掻き立て、プレミアムが高止まりする大きな要因になっているとの声が聞かれた。   このほかの個別は、川崎汽船(9107.T)<0#9107=JFI>の3年が900bpと、前日と同じ 水準で取引された。   指標となるiTraxxJapanシリーズ18ITJJP5Y=GFは午前に205bp、2 02bpで取引され、午後に199─202bpの気配が観測された。プレミアムは前日 引け(211.5bp)から10bp近くのタイト化。シリーズ17とシリーズ18のス イッチ取引は前日と同様に13bpだった。   <新発10年政地債スプレッド、過去最低水準に>   新発政府保証債・地方債のスプレッドが一段とタイト化し、過去最低水準となった。 11月発行の10年政保債の発行条件が2日、利率0.805%、発行価格100円、応 募者利回り0.805%に決定した。スプレッドは第325回国債利回りプラス3bp、 国債利回り曲線(カーブ)に対してプラス1bp程度。カーブスプレッドは前月債から 0.5bp程度低く、過去最低水準となる。  地方債でタイト化したのは千葉県<0#0120=JFI>など信用力が高めの自治体の10年債。 スプレッドは第325回国債利回りプラス4bp、国債カーブプラス2bp程度。カーブ スプレッドは政保債と同様に過去最低水準を付けた。   <CP発行総額は430億円程度>    CPの発行総額は430億円程度にとどまった。発行レートは弱含み。a1格の石油が 150億円(11月末期日、0.115%付近)と250億円(2013年1月上旬期日、 0.117%付近)などの発行が観測された。     (ロイターニュース 片山直幸)

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