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UPDATE2: JAL<9201.T>、今期営業利益予想を1割上方修正 日中関係悪化の影響を費用削減で相殺
2012年11月2日 / 08:30 / 5年前

UPDATE2: JAL<9201.T>、今期営業利益予想を1割上方修正 日中関係悪化の影響を費用削減で相殺

*第6─7段落に配当の定款変更について追加しました。

 

 [東京 2日 ロイター] 日本航空(9201.T)は2日、2013年3月期の連結営業利益予想を従来の1500億円から1650億円に引き上げると発表した。10%の上方修正。前期比では19.5%減益となる。日中関係悪化により下期に100億円程度の減収を見込むが、コスト削減の上積みで営業費用を圧縮し、収益を底上げする。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト7人が過去90日間に出した予測の平均値は1752億円で、会社予想はこれを5.8%下回った。

 

 通期の連結売上高予想は、中国要因を織り込み、従来の1兆2200億円から1兆2150億円に引き下げた。連結当期利益予想は1300億円から1400億円に上方修正。配当予想は未定。ただ、連結当期利益の15%程度を配当に充てる意向で、業績見通しがより明らかになった段階で開示する予定。

 

 同社は9月19日に再上場を果たしたが、上場後初の決算会見で植木義晴社長は、今後の経営戦略について「基本的には過去の反省も踏まえ、規模の拡大より収益性を重要視して経営を進めていきたい」と話した。「採算性をベースに身の丈に合った成長は考えていくが、先に攻めや規模拡大を念頭に置くスタンスではない」と強調した。

 日中関係悪化の影響については、過去の例に照らし、1年程度は影響が残るとの前提を予想に織り込んだと説明した。「確実に底は打った」と認識しているものの、年度内は大幅な回復は見込めないとみて保守的な予想にしたという。

 

 上期(4―9月期)の連結営業利益は前年同期比5.7%増の1121億円となった。上期としては過去最高益を更新した。国際線、国内線ともに旅客収入が増加し、連結売上高は同5.7%増の6342億円となった。

 

 <外国人株主への配当>

 

 JALによると、9月末時点で、発行済み株式総数に占める外国人株主比率は38.4%と3分の1を超えた。航空法では、外国人は議決権の3分の1以上を占めることはできないため、按分により、株主名簿上の議決権ベースでの外国人持ち株比率は30.7%になっている。

 JALの定款では、株主名簿に記録された株主にのみ配当を支払うことになっているが、平等に株主に利益を還元するため、外国人が保有する議決権のない株式にも配当が支払えるよう定款を変更することを、来年6月開催予定の株主総会に付議する。

 

  (ロイターニュース 大林優香;編集 田中志保)

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