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WRAPUP4: 北朝鮮がミサイル発射、「衛星」は軌道に 安保理が13日に議論
2012年12月12日 / 04:51 / 5年前

WRAPUP4: 北朝鮮がミサイル発射、「衛星」は軌道に 安保理が13日に議論

*7段落目に欧州連合の反応、記事の最後に関連図表を追加しました。 

 [東京 12日 ロイター] 北朝鮮は12日午前、「人工衛星」と称するミサイルを発射した。日本政府によると、ミサイルは北朝鮮西岸から1発、南方向に発射。3つに分かれ、いずれも予告区域内の洋上に落下したとみられる。北朝鮮政府は発射の成功と人工衛星が軌道に乗ったことを発表。国際社会は非難を強め、国連の安全保障理事会は日本時間13日午前零時から始まる会合でミサイル発射について議論する。

 <追加制裁は国連などの議論をみてから>

 日本政府は12日午前9時49分ごろ、北朝鮮が予告していたミサイルを発射したと発表した。ミサイルは午前10時01分ごろに沖縄県上空を通過。3つに分離し、1つは朝鮮半島の西約200キロの黄海上に、2つ目は朝鮮半島の南西約300キロの東シナ海に、3つ目はフィリピンの東300キロの太平洋上に落下したと推定している。いずれも北朝鮮が落下を予告していた区域内だという。日本の領土内への落下物は確認されていない。政府は準備していた破壊措置を実施しなかった。

 北朝鮮政府は国営の朝鮮中央通信を通じ、発射は成功し、人工衛星が軌道に乗ったと発表した。北米航空宇宙防衛司令部も、北朝鮮がミサイルで飛ばした物体は軌道に乗ったもようだとしている。

 国連の潘基文(バン・キムン)国連事務総長は、国際社会が自制を求めていたミサイル発射を北朝鮮が強行したことに対し、安保理決議に「明らかに違反」との声明を発表。域内の平和と安全保障に及ぼす影響について懸念を示した。安保理筋によると、安保理は日本時間13日午前零時から始まる会合で北朝鮮のミサイル発射について討議する。

 日本政府はミサイル発射を受け、午前に緊急の安全保障会議を開催。野田佳彦首相は「容認できるものではない」と非難した。 北朝鮮に対する追加の制裁措置については、国連などの議論を見ながら検討するという。

 <有事ドル買い>

 米政府は国連決議違反とした上で、6カ国協議のパートナーと協力し、「適切な措置」を取るとの声明を発表した。米下院外交問題委員会のイリアナ・ロスレーティネン委員長(共和党、フロリダ州選出)は、「北朝鮮がアジア太平洋地域の同盟国ばかりでなく米国も脅かすため、核弾道ミサイルを開発するという最終目標に近づいていることは明らかだ」として、北朝鮮への制裁を強化する必要があるとの考えを示した。

 欧州連合(EU)も北朝鮮への追加措置を検討すると表明。中国政府とロシア政府は遺憾の意を表明した。

 金融市場では有事に買われるドルがやや上昇した。ドル/円はミサイル発射直後に82.63円まで値を上げた。

 北朝鮮は「人工衛星」と称するミサイルの発射を予告していた。今月10日から予告期間に入っていたが、11日になってミサイルを発射台から取り外している兆候があると韓国メディアなどが伝えていた。

 *ミサイル発射の関連図表は以下のURLをダブルクリックしてご覧ください。

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