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UPDATE1: 10月のインド鉱工業生産が予想以上に拡大、11月のインフレ率も上昇
2012年12月12日 / 08:12 / 5年前

UPDATE1: 10月のインド鉱工業生産が予想以上に拡大、11月のインフレ率も上昇

 [ニューデリー 12日 ロイター] 10月のインド鉱工業生産は製造業生産の力強い拡大を受け、予想を大幅に上回る伸びを示した。成長が鈍化していたインド経済に底打ちの兆しが示されたことから、インド準備銀行(中央銀行、RBI)による利下げの可能性が一段と後退した。

 RBIは企業関係者や政治家から利下げを求める圧力が高まっているにもかかわらず、インフレ率が高止まっていることを理由に、4月以降は政策金利を据え置いている。

 

 10月の鉱工業生産は前年同月比8.2%増加。アナリスト予想の4.5%増を大幅に上回り、2011年6月以来の高い伸びとなった。

 ただ、鉱工業生産は振れの激しい指数として知られているほか、エコノミストは、10月の高い伸びは、前年同月に宗教上の祝祭日で工場の生産が停止したという比較効果が主因だとみている。

 ICICI証券のエコノミスト、A. Prasanna氏は「10月の数字を拡大解釈すべきではない。今年の10月は祝祭日がずれ、労働日数が多かったため、11月は反動が出る可能性がある」としながらも、「多くの楽観できる兆しもある。昨年あった供給サイドの問題はおおむね消え去ったようだ」と述べた。

 

 10月は鉱工業生産のうち約76%を占める製造業の生産が前年比9.6%増加し、鉱工業生産を押し上げた。

 一方、9月の鉱工業生産は当初発表の前年比0.4%減から0.7%減に下方修正された。4―10月の鉱工業生産は前年比1.2%増加した。

 一方、11月の消費者物価指数(CPI)は前年比9.90%上昇し、RBIのスバラオ総裁にとって、12月18日に開かれる次回政策決定会合でタカ派的なスタンスを維持する口実となりそうだ。

 11月は食料品価格が前年比11.81%上昇し、10月の11.43%から上昇ペースが加速した。

 

 RBIが重視している11月の卸売物価指数(WPI)は14日に発表される。

 Anand Rathi証券のチーフエコノミスト、Sujan Hajra氏は「11月のインフレ率は7.8%になるとみられるため、12月に利下げが実施される可能性はない。政府が多額のキャッシュバランスを維持しているため、現金準備率の引き下げも行われないだろう」と語った。

 アナリストは鉱工業生産の増加が一時的な要因だとみているため、インド市場はこのデータにほとんど反応していない。

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