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UPDATE3: バーナンキ米FRB議長の会見要旨
2012年12月12日 / 21:37 / 5年前

UPDATE3: バーナンキ米FRB議長の会見要旨

 [ワシントン 12日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は12日、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者会見を行った。 発言内容は以下の通り。

    

 <経済成長の過大評価>

 

 われわれが、景気回復期の初めから、成長ペース、総生産の伸び、GDP(国内総生産)伸び率を過大評価してきたと言うのが適切かもしれない。このため、成長予測の下方修正を続けることが必要だった。

 

  

 <議会の行動>

 

 議会は最低でも悪影響を及ぼさないよう努めるべきだというのが私の立場だ。この時点で景気の回復を大幅に遅らせたり、景気回復の腰を折るような政策を避けるよう努めるべきだと考えている。

 <数値基準での合意>

 

 前回の会合で数値基準というアプローチをめぐり非常に踏み込んだ議論を行い、実施・発表の準備ができていると考えた。数値基準というアプローチについて様々な見解や側面がある一方、金利政策と経済情勢の間により明示的な関連付けをすることは、期日に基づくガイダンスよりも透明性が高く、市場や国民にとってより有益との意見で多くの一致が見られた。このため、少なくともある時点でそのようなガイダンスに変更すべきとの一般的見解があった。数値基準のアプローチがより有益となり、今後われわれがどのような対応を講じるかについて市場により多くの情報を提供できることを望んでいる。

 

 <金利ガイダンス>

 

 政策金利の引き上げについてはよく理解されており、われわれは利上げと経済の状態との関係を理解している。このため一段と量的で具体的なガイダンスにすることが可能となっている。

 

 <財政政策>

 

 しかし、何度も強調しているように、金融政策には限界がある。民間・公共部門が協力して初めて米経済は完全に軌道に戻る。とりわけ財政政策立案者が早期に一丸となり、進行中の景気回復を妨げる政策をとることなく長期的な財政の持続可能性を実現することが不可欠だ。

 

 <資産買い入れ>

 

 資産買い入れは、あまりよく理解されていない手段だ。われわれは時間をかけてその効果や、生じ得る意図しない影響という点でどういったコストを伴うのかを学んでいく。ほかにも、例えば達成したいと考える失業率の水準への影響という点において、どういったことが経済に起こるのかを見ていく。

 こういった理由から冒頭に述べたように、われわれは現時点で資産買い入れの基準は質的な基準(訂正)とすることを決めた。

 

 <資産購入プログラム・金利ガイダンスの目的>

 

 資産買い入れプログラムの目的は、一段と緩和的な金融情勢をつくり出すことで、経済の短期的な勢いを加速させることだ。

 金利ガイダンスの目的は、FOMCが緩和(政策)の巻き戻しを検討する将来の状況に関する情報を提供することだ。 

  

 <インフレ見通し>

 

 FOMCは、インフレの数値基準について、現時点でのインフレではなく、むしろ1─2年先のインフレ見通しを採用することにした。

 こうしたアプローチをとったのは、国際的に取引されるコモディティ(商品)価格などに起因するインフレの単に一時的な変動には大まかに目を通す一方で、基調的なインフレトレンドに注目するためだ。

 

 <「いかなる単一の指標」も不十分>

 

 いかなる単一の指標も労働市場の完全な評価を提供できないことをFOMCは認識している。したがって、労働市場の状況に関するより広い文脈の中で失業率の変化を検証する。

 一例を挙げると、失業率の一定の低下を評価する際、その低下が、例えば意欲を失った労働者の増加や労働参加率の低下ではなく、雇用や労働時間の増加とどの程度関連しているかという点もFOMCは考慮に入れる。失業率の改善が持続可能に見えるかどうかも考慮する。

  

 <金融政策の透明性向上>

 

 将来的な金融政策を経済情勢に一段と明確に関連付けるわれわれのこの政策ガイダンスは、金融政策の透明性と予測可能性を高めることにも貢献する。

 

 <政策は自動操縦ではない>

 

 修正されたガイダンスは、決して金融政策を自動操縦のように行うものではない。FOMCは現在の低金利政策について、少なくとも設定された基準値が満たされるまで適切である可能性が高いと考えている。しかし、基準値の1つに達すれば自動的に政策の緩和度合いを直ちに弱めるということではない。

 

 <緩和的政策>

 

 失業率が高水準でインフレも抑制されている経済状況の下で、FOMCは非常に緩和的な政策を維持していく。

 

 <FRBの柔軟性>

 

 より一般的に、FOMCは、見通しに関する情報および(買い入れ)プログラムの効果とコストに関する情報に基づき、証券買い入れペースの変更について柔軟に対応する意向だ。

 

 <労働市場の著しい改善確認する必要>

 

 第一に、資産買い入れは物価安定の下で労働市場の著しい改善を確認するまで継続すると予想している。(改善の)進展状況を評価する上で、FOMCは失業率や雇用者数、労働時間、労働参加率など一連の雇用指標を検証する。

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