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UPDATE2: スペイン・カタルーニャ州議会選で独立派が勝利、住民投票の実施は微妙
2012年11月26日 / 02:01 / 5年前

UPDATE2: スペイン・カタルーニャ州議会選で独立派が勝利、住民投票の実施は微妙

 

 ◎カタルーニャ独立派が州議会の約3分の2議席を確保

 

 ◎独立派の第1党CiUが議席減らす、緊縮策で支持失う

 

 [バルセロナ(スペイン) 25日 ロイター] 25日投票のスペイン・カタルーニャ州議会選(定数:135)では、スペインからの独立を主張する4政党が87議席と約3分の2の議席を獲得し勝利した。しかし、事前の世論調査とは異なり、独立派で議会第1党の「カタルーニャ集中と統一(CiU)」は議席を減らし、同党が目指す独立の是非を問う住民投票が実施されるかどうかは微妙な情勢となっている。

 

 CiUの獲得議席は50議席で、改選前の62議席を大きく下回った。このため、同党に所属するマス州首相が、憲法や中央政府を無視して住民投票を実施するのは困難とみられている。

 独立派の左派共和党(ERC)は21議席を獲得し、議会第2党となった。

 社会党は20議席、ラホイ首相が所属する中道右派の国民党は19議席を獲得した。

 その他少数政党3党が残りの25議席を獲得し、このうち2党が独立派だった。

 世論調査では、CiUが改選前の62議席を維持し、独立派4党で3分の2以上の議席を獲得すると予想されていた。

 

 マス州首相は支持者を前に、引き続き住民投票の実施を目指す方針を示し、実施について「(状況は)より複雑だが、手続きをあきらめる必要はない」と語った。

 25日夜の支持者に対する演説では、CiUが議会第1党を維持したものの議席を減らしたことを認め、今後の統治と厳しい経済政策の遂行で他党の支持が必要になるとの考えを示した。

 投票率は68%で、2年前の前回選挙より10%ポイント高くなった。

 

 マス氏が分離独立への支持を表明したのは、市民が大規模なデモ活動を行った9月以降で比較的最近となる。

 同氏のCiUに投票したというオリオル・ ビラセカさん(38)は「マス氏には手痛い結果となった」と指摘。「独立を求める票は種々の政党に散らばった格好だが、この問題が重要であることに変わりはないので、各政党とも引き続き団結していくと思う」と語った。

 

 カタルーニャ州はスペイン経済の5分の1を占め、ポルトガルの経済規模に匹敵する。人口は750万人とデンマークよりも多く、独自の言語を持ち、バスク州と同様、独立意識が高い。

 スペインでは、各州が納める税収を中央政府が再配分しているが、カタルーニャ州の場合、州内総生産の約8%相当が還元されていないとの試算がある。ラホイ首相が税制見直しをめぐる交渉に応じようとしないことに対する不満が根強い。

 

 エル・ムンド紙によると、ラホイ首相は国民党の幹部会合で「マス氏ほど破滅的な政治運営を行う人物を見たことがない」として同氏を批判した。

 一方、今回の州選挙で第2党に躍進したERCに所属する国会議員のアルフレッド・ボッシュ氏は「民主運動を推進せよとの民意が示された」とした上で、「これほど大きな支持を得た以上、その声に耳を傾けないわけにはいかない」と語った。

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