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北朝鮮特集

北朝鮮のミサイル発射非難

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は22日、北朝鮮による21日の新型中距離弾道ミサイル「北極星2」発射を強く非難する報道声明を発表した。北朝鮮に新たな核実験やミサイル発射を自制するよう要求し、核・ミサイル開発を継続すれば「制裁を含むさらなる重大な措置を取る」と警告した。

焦点:北朝鮮にサイバー攻撃専門「180部隊」、西側の脅威に

北朝鮮の主要な工作機関にはサイバー攻撃を専門に行う「180部隊」と呼ばれる特殊部隊が存在し、最も大胆かつ成功を収めたサイバー攻撃の一部を実施した可能性があると、脱北者や当局者、インターネットセキュリティーの専門家は指摘している。

北朝鮮ミサイルで省庁が図上訓練

 政府が4月下旬、北朝鮮の弾道ミサイルが日本の領土に落下したとの想定で、中央省庁の担当者を集めた初の図上訓練を首相官邸で実施したことが22日、複数の政府関係者への取材で分かった。北朝鮮は今年に入り弾道ミサイル発射を繰り返し、米軍が原子力空母を日本海に派遣するなど緊張が高まっている。さまざまな不測の事態に備えて、省庁間の意思疎通を図る狙いがある。

対北朝鮮圧力でG7結束を

 安倍晋三首相は、イタリアで26、27両日に開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、北朝鮮による21日の弾道ミサイル発射を受け、一層の圧力強化に向けた結束を主導したい考えだ。首脳宣言に、核・ミサイル開発を継続すれば「断固とした効果的対応を取る」といった「強い文言」を明記。北朝鮮最大の貿易相手国で、開発阻止の鍵を握る中国にG7として同調を促す。

金正恩氏、弾道ミサイル量産指示

 北朝鮮メディアは22日、新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた最終発射実験に成功したと報じ、映像を公開した。21日のミサイル発射を指すとみられ、金正恩朝鮮労働党委員長は量産化を指示し、核戦力拡大を強調。日本全土を射程に収めるとされる北極星2の実戦配備が実現すれば日本の安全保障上、重大な脅威となる。日本政府は、開発進展に危機感を強める米国と共に国連や先進7カ国(G7)の枠組みなどを通じ、圧力強化を目指す。