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政局の行方

北朝鮮「さらなる挑発も」と首相、国際社会の一致訴え

安倍晋三首相は日本時間29日夕、訪問中の英国で記者会見し、弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対し「重大な脅威であり、断じて容認できない」と非難した。その上で「さらなる挑発の可能性も考えられる」とし、日米の緊密な連携に加え、国際社会の一致団結が必要と訴えた。

首相、6カ国協議再開に否定的

 【ロンドン共同】安倍晋三首相は29日午前(日本時間同日夕)、訪問先の英国ロンドンで記者会見し、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議に関し「直ちに再開できる状況にはない」と述べ、早期再開に否定的な考えを示した。北朝鮮の弾道ミサイル発射については「断じて容認できない」と強く非難した。

政府、万全の態勢を指示

 政府は29日、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、日本国内への影響の有無やミサイルの種類、飛距離などの情報収集を急いだ。菅義偉官房長官は緊急記者会見で「国連安全保障理事会決議への明白な違反であり、度重なる挑発行為を断じて容認できない」と非難。北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重抗議したと明らかにした。

日英、五輪サイバー攻撃で連携

 【ロンドン共同】安倍晋三首相とメイ英首相は28日午後(日本時間同日夜)の首脳会談で、2020年の東京五輪・パラリンピックへのサイバー攻撃対策を巡り「知見の共有を進める」ことで合意した。安倍首相は12年ロンドン五輪で公式サイトが2億回に上る不正アクセスを受けたことを踏まえ、対応策を参考にしたい考えがある。

日英、自由貿易堅持で一致

 【ロンドン共同】安倍晋三首相は28日午後(日本時間同日夜)、英国のメイ首相とロンドン郊外の首相別荘で会談し、英国の欧州連合(EU)離脱問題を踏まえ、米国と共に自由貿易を堅持していく考えで一致した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力維持などで連携を強化していくことでも合意。来月イタリアで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の成功に向けた協力についても確認した。

二階氏、首相判断に不満か

 自民党の二階俊博幹事長の28日の記者会見で、今村雅弘前復興相の更迭を即断した安倍晋三首相に不満を示したとも受け取れる一幕があった。「首を取るまで張り切らなくてもいい」とした自身の発言について「首相官邸に対するものか」と問われ「いきなりですよ、いきなり。それは当たり前のことじゃありませんか」と答えた。

豊洲移転の是非も都議選争点に

 東京都の小池百合子知事は28日の定例記者会見で、7月の都議選で、築地市場の豊洲移転の是非も争点になるとの考えを示した。争点は、豊洲への移転を巡るこれまでの都政運営なのか、移転の是非になるのかを問われ「両方だと思う。消費者、都民は全体を見ている」と述べた。

韓国のTHAAD費負担、「ありえない」=大統領有力候補顧問

韓国最大野党「共に民主党」の大統領候補、文在寅(ムン・ジェイン)前代表の外交顧問を務める金基仲・延世大学校教授は28日、韓国が新型迎撃ミサイル(THAAD)システム配備の費用を負担することは、選択肢として「ありえない」との認識を示した。