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特集アベノミクス

日経平均12連騰、安倍相場最長タイ 業績期待と海外勢の買いで

日経平均株価が12営業日連続上昇となり、2015年5月15日─6月1日につけた「アベノミクス相場」の最長記録に並んだ。高度経済成長が始まった当時の14連騰に接近しているが、背景には世界的な株高傾向の下で、企業業績の拡大期待や衆院選での与党勝利を織り込み、海外投資家が買い越しに転じていることがある。ただ、過熱感もあり、短期的な株価調整への警戒感もある。

コラム:日本経済は「真の夜明け」迎えるか=岩下真理氏

[東京 17日] - 後世になって2017年の特記事項と語られるのは、トランプ米大統領の就任とともに、米連邦準備理事会(FRB)が9月20日にバランスシートの縮小を決定(10月から開始)したことになるだろう。

追加緩和は過剰、ETF買入見直し「まだ早い」=桜井日銀委員

日銀の桜井真審議委員は18日、北海道函館市内で会見し、現在の日本経済は需給のバランスのとれた成長を続けているとし、2%の物価安定目標の実現を早めるための追加緩和は「過剰」と語った。また、日経平均株価が年初来高値を更新し続けているが、日銀によるETF(上場投資信託)買い入れの見直しは時期尚早との見解を示した。

ドル112円前半で動意薄、株高・米金利の持ち直しが支え

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と比べ、わずかにドル高/円安の112円前半だった。米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事への関心は残るものの、決定・発表までにはやや時間があるとみられ、市場では動意に乏しい状態が続いた。

日経平均は12連騰、安倍相場の最長記録タイ リスク選好ムード継続

東京株式市場で日経平均は12日続伸。取引時間中の年初来高値を連日で更新した。前日の米ダウが一時2万3000ドル台を付けるなど、米国株の上昇基調が止まらず、リスク選好ムードが優勢となった。高値警戒感がくすぶる中、一時下げに転じる場面があったが後場に持ち直した。12連騰はいわゆる「アベノミクス相場」の連騰記録で最長タイとなる。

衛藤・首相補佐官が靖国参拝

 自民党参院議員の衛藤晟一首相補佐官は18日、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝した。衛藤氏は安倍晋三首相の側近。参拝後に「み霊のおかげで今の平和と安全がある。国の平和と国難の突破を祈念した」と記者団に述べた。記帳名は「参議院議員 総理補佐官 衛藤晟一」とした。

自公堅調、3分の2前後

 第48回衆院選に向けて共同通信社は15~17日、全国の有権者約12万人を対象にした電話世論調査を実施し、取材も加味して終盤情勢を探った。自民党は前回調査(10、11日)と同様に堅調で、公明党と合わせた与党で定数465の3分の2(310議席)前後をうかがう。希望の党は苦戦が続き、50議席程度と公示前勢力(57議席)を下回ることも想定される。立憲民主党は公示前から3倍増の50議席近くとなる勢いで、野党第1党に躍進する可能性がある。共産党は議席を減らし、日本維新の会は横ばいとなりそうだ。

コラム:金融政策正常化、海外でトーンダウンの兆し=嶋津洋樹氏

[東京 16日] - 主要国を中心に金融政策の正常化を巡る議論が活発化している。その背景にあるのは、世界的な景気回復だ。非伝統的な金融政策は伝統的な金融政策よりも副作用が大きいという見方もあり、景気の足取りがしっかりとしている今こそ、「物価の安定」よりも「金融の安定」を重視した政策運営をすべきとの主張である。