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電機業界

アングル:東芝半導体売却、日米韓連合にきしみ 最終合意に火種残る懸念

東芝が半導体子会社売却の優先交渉先として選んだ「日米韓連合」が、最終合意の直前できしみを生じている。東芝は定時株主総会を開く28日までに同連合と株式譲渡の正式契約を結ぶ予定だが、同連合に加わるSKハイニックスに対し社内に警戒感が浮上しているのに加え、連合各社の間で出資契約がまだ詰め切れていない。

米WDがハイニックス参加に抗議、東芝半導体売却でCEO書簡

東芝が売却を進めている半導体メモリー事業の合弁相手である米ウエスタンデジタルのスティーブ・ミリガンCEO(最高経営責任者)が東芝に書簡を送り、売却の優先交渉先となる陣営に韓国の半導体メーカー、SKハイニックスが加わっていることに「きわめて深刻な懸念」を表明したことがわかった。

アングル:東芝株にくすぶるリスク、描けぬシャープ型再生シナリオ

東芝株の先行きが晴れない。半導体子会社の売却先として日米韓連合を優先交渉先に決めたが、株主資本は当初の市場見込みより小さくなる見通しで、債務超過や上場廃止のリスクが依然くすぶる。東証2部降格も決まり、経営陣による強力なリーダーシップで1部復帰が期待されているシャープのような再生シナリオは描きにくいとみられている。

東芝、東証2部に降格

 経営再建中の東芝は23日、同社株が8月1日付で市場1部から同2部に降格になると発表した。2017年3月期末の債務超過が確実になったため、東京証券取引所が降格を決めた。東芝は今月末に法定期限となる17年3月期の有価証券報告書の提出を8月10日まで延期することを関東財務局に申請し承認を受けた。

東芝、8月東証2部に降格 有報提出延期

東芝が8月1日付で東証2部に降格する。東証が23日発表した。2部降格の理由について東証は、今年3月末時点で東芝が債務超過状態であることが確認されたためとしている。

東芝、16年度有報の提出期限延長を申請

東芝は23日、6月末が提出期限となっている2017年3月期の有価証券報告書について、期限の延長を関東財務局に申請したと発表した。延長が認められた場合の次の期限は8月10日。