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外為フォーラムコラム

コラム:円安はどこまで続くか、117円到達の条件=佐々木融氏

[東京 11日] - 前回4月27日付のコラムで示した筆者のメインシナリオ通り、日本のゴールデンウィーク期間を挟んで、円が売られ始めた。フランス大統領選挙や北朝鮮情勢を巡って、4月下旬に大きな混乱や深刻な事態が起きなかったことから、市場参加者がリスクテーク志向を強めたのだ。

コラム:黒田総裁は「量」重視派のけん制に動くか=村田雅志氏

[東京 12日] - 黒田東彦日銀総裁は、金融政策における「量」「質」「金利」の3つの次元のうち、「金利」をより重視する意向を固めたようだ。同総裁は今後も、2%物価目標の達成を目指し、金利を通じた金融緩和を継続することになるのだろうが、これまで蜜月の関係とされていた「量」を重視する政策委員に対しては、より慎重な対応が必要になるかもしれない。

コラム:仏大統領選後のリスクオンは正解か=山口曜一郎氏

[東京 10日] - 7日に投開票が行われたフランス大統領選挙の決選投票では、中道派のマクロン氏が66.10%の得票率で勝利した。その後の報道を見ると、マクロン氏は消去法での勝利であり基盤が脆い、ルペン氏は2002年に父ルペン氏が決選投票で得た18%弱の得票率の2倍近い票を得ており分断は深刻、といった分析が目につく。

コラム:文新大統領が引き継ぐ「板挟みの韓国」=西濱徹氏

[東京 10日] - 9日に投開票が行われた韓国大統領選挙は、事前の予想通り、現在国会で第1党の中道左派政党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が勝利した。文氏は2012年の前回大統領選にも出馬し、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に僅差で敗れた経緯があり、今回の大統領選に捲土重来を期していた。

コラム:市場覆う米FRBの「2018年問題」=鈴木敏之氏

[東京 9日] - 「(3月の利上げの)シンプルなメッセージは米国の経済状況が良好であるということだ」。昨年12月に続く利上げを決めた3月14―15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、イエレン連邦準備理事会(FRB)議長はこう述べた。

コラム:人手不足と賃金上昇、好循環の芽=嶋津洋樹氏

[東京 2日] - 労働市場の改善が続いている。総務省が4月28日に公表した3月の失業率は2.8%と、2月に1994年6月以来の低さとなった水準と変わらなかった。また、厚生労働省が同日公表した有効求人倍率は3月に1.45倍と1990年11月に並ぶ高い水準を記録。企業の人手不足がバブル期並みの深刻さとなっていることが示された。