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国内政治ニュース(共同通信)

昭恵首相夫人が籠池氏に反論

 安倍昭恵首相夫人は23日夜、自身のフェイスブックで、森友学園の籠池泰典氏が国会で証言した内容に反論するコメントを発表した。寄付金や講演料の受け渡しは「ありません」と明記。小学校建設地の定期借地契約を巡って籠池氏から、具体的な依頼を受けていないとした。

籠池氏「首相夫人説明を」

 森友学園の籠池泰典氏は23日の証人喚問で、学園の国有地払い下げ問題などを巡り認識が食い違う安倍晋三首相の昭恵夫人や夫人を担当する政府職員も公開の場で事情を説明すべきだとの認識を示した。学園が小学校開設に向けて近畿財務局や大阪航空局と交渉する過程で、名誉校長に昭恵夫人が就任していると伝えていたことも明らかにした。

大阪の地下鉄民営化議案、可決へ

 大阪市営地下鉄の民営化を巡り、自民党大阪市議団は23日、民営化に必要な市営地下鉄・バス事業の廃止議案に賛成する方針を決めた。大阪維新の会と公明党も賛成し、28日の本会議で可決、成立する見通しとなった。吉村洋文市長は約1年の準備期間を経て、2018年4月の民営化実現を目指す。

籠池氏に議員側から困惑する声

 森友学園の籠池泰典氏は衆参両院予算委員会の証人喚問で、小学校認可設置基準の緩和や用地取得を巡り複数の大阪の国会議員らの名前を挙げて陳情していたことを明らかにした。ただ名指しされた議員側からは「面識がない」「なぜ私の名前が出たのか」などと困惑する声が聞かれた。

籠池氏、百万円「安倍晋三から」

 「どうぞ、安倍晋三からです」。森友学園の籠池泰典氏は23日の国会の証人喚問で、安倍昭恵首相夫人から100万円の寄付を受け取った、と主張する場面を語った。寄付金を巡っては、安倍首相側は昭恵夫人も含めて全面否定。しかし、籠池氏は「名誉な話なので鮮明に覚えている」と強調した。

森友、昭恵夫人の担当職員関与

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、大阪市の学校法人「森友学園」の国有地払い下げ問題に絡み、学園理事長の退任意向を表明している籠池泰典氏の問い合わせに対し、安倍昭恵首相夫人を担当する政府職員が回答した2015年のファクスを公表した。ファクスは国有地に関し財務省に問い合わせ、結果を昭恵夫人に報告したと明記した。籠池氏は同日の衆院予算委員会の証人喚問で職員の働き掛けで「物事が動いた」と証言した。菅氏は昭恵夫人の関与や照会の影響を否定した。

籠池氏「稲田氏本人も対応」

 森友学園の籠池泰典氏は23日の証人喚問で、稲田朋美防衛相の夫で弁護士の龍示氏と顧問契約を結んでいた当時、稲田氏本人も弁護士として対応していたと明らかにした。稲田夫妻の弁護士事務所を訪れた際に「稲田先生、龍示先生、もう1人の先生が一緒に対応していただいた」と説明した。

野党「疑惑の幕開いた」

 野党は23日、国有地取得を巡る森友学園の籠池泰典氏による証言について「(疑惑の)幕引きでなく、幕が開いた状態だ」(蓮舫民進党代表)として、安倍昭恵首相夫人らの証人喚問を求めた。森友問題への関与を強く否定してきた安倍晋三首相らを引き続き徹底追及する方針だ。

与党「籠池氏の証言はでたらめ」

 与党は23日、森友学園の国有地取得に関し、安倍晋三首相の昭恵夫人側の対応が影響したと指摘した籠池泰典氏の証言について「でたらめが多かった」(自民党参院幹部)と断じ、野党から出ている昭恵夫人の国会招致には応じない姿勢を示した。自民党の下村博文幹事長代行は「籠池氏の発言に惑わされる必要はない」と力を込めた。

派遣「5月末まで」24日決定へ

 政府は、今月末に期限を迎える南スーダン国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊部隊の派遣を5月末まで2カ月間延長する方針を固めた。24日に実施計画の変更を閣議決定する見通し。5月末を目途に撤収すると決めており、延長はこれを踏まえた動き。稲田朋美防衛相が24日中にも撤収に関する命令を出す意向だ。政府関係者が23日、明らかにした。

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